2025年7月11日金曜日

フクちゃんの石けり

子どものころ、母の実家に遊びに行ったとき、母の弟たちの部屋で横山隆一の漫画『フクちゃん』を見つけて、もらって帰ったことがありました。
一緒に暮らしていた父方の祖母は雑誌や読み物などは不要なくだらないものと決めていて、絶対に買ってくれなかったので「読むもの」に渇望していた私は、もらってきた古い『フクちゃん』を繰り返し読み返して、今でもその四コマ漫画の絵のいくつかがすらすらと目に浮かぶほどです。
これまで、『フクちゃん』がどんな経緯で誕生したかなどまったく知りませんでしたが、ウィキペディアを見ると、最初は健ちゃんのわき役として登場したことや、フクちゃんのおじいさんがもとは大富豪だったこと、フクちゃんは貰われっ子だったことなどを知りました。
とにかく登場するのはフクちゃん、おじいさん、書生のアラクマさん、ケンちゃんとその弟のキヨちゃんという男性ばかり、女性はキヨちゃんの母さんが出てきたくらいだったでしょうか(うろ覚えですが)。

さて、昨年夫の弟のHちゃんと姪のRちゃんと横浜を歩いたとき、「太田なわのれん」というお店で、牛鍋をごちそうしてもらいました。


明治元年に創業したという太田なわのれんでは、戦後すぐに横山隆一さんに描いてもらったというフクちゃんをシンボルマークにしていました。


何も知らないで行ったのですが、コースターにフクちゃんの絵がついていたので、濡れたりしないようにさっとしまって、夫の分と2枚いただいてきていました。箸袋もいただいてきたのですが、さすがに邪魔になって処分したようでコースターだけ残っていました。


そんなフクちゃんの石けりです。
以前「あんてぃかーゆ」のブログに出品されていたのを見たときは、すでに売れていてがっかりしましたが、また出品されたので手に入れたものです。


フクちゃんの石けりしかないのでしょうか?
できればおじいさん、アラクマさん、キヨちゃんなどの石けりにもお目にかかりたいものです。


フクちゃんグッズを集める気など毛頭ないのですが、石けりが手元にあって、ニンマリしている私です。






 

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