2011年1月30日日曜日

アビシニア高原の雑貨





エチオピアの市場で見つけた、とげ抜きと針のセットです。
もしかしたら、とげが刺さったとき、この針でほじくって取り出す? そんなことをしたら、傷口が化膿してしまいそうです。




草籠を編むとき使う針です。
乾燥した土地の、どこにでも生えてくるギニアグラスを刈って、しべだけ選りわけて、籠の材料にします。




籠編み針の頭は、鉄をぐるぐる巻いて平らにしてあります。




実際に籠を編んでいる写真です。壺には水が入っていて、ギニアグラスを濡らしながら編みます、




古い紙焼き写真の複写で、ぼやけていますが、針の使い方が見えます。
針でしっかり穴を開けておき、その穴に草を通しながら、芯になる草を巻いて、編んでいきます。




このタカラガイの束は、単なるストラップでしょうか。それともお守りのようなものでしょうか。
エチオピア北部の、村の雑貨屋のような小さな店に、ポツンとぶらさがっていました。

海抜3000メートル、海から遠く離れているところだからこそ、タカラガイが素敵に見えるのでしょうか?
1993年、エリトリアがエチオピアから分離独立して、エチオピアには海がなくなりました。

久しぶりに、『Africa Adorned』という本を開いてみて、その美しさに圧倒され、ひっくり返りそうになりました。卵ほどの大きさの琥珀や、象牙、銀、ビーズなどを重くて動けないほど身体につけた美しさ!
エチオピアの写真もいっぱいありました。
改めて、アフリカはすごいと、実感しました。


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