2017年12月25日月曜日

ボタンの箱が包んでいたものたち


ボタンの箱に入れられて送られてきたものといえば、エールフランスのカトラリーたちでした。


レイモンド・ローウィーってすごかったんだなぁと、見るたびにわくわくします。


もう一つの箱に入っていたのは、ブリキのガラガラでした。


象、虎、牛、猿、犬、馬の絵が印刷されたブリキを合わせ、木の笛でもある持ち手に、針金でつないであります。


丁寧な仕事や、旭日旗のような裏面のデザインから、戦前につくられたものとわかります。


私の持っている、郷土玩具ではないガラガラは、こんなところでしょうか。
もっとも、私が小さいころ最もポピュラーだったガラガラは、持ってはいませんが、円筒形のセルロイドのとってもいい音がするものでした。

この三つのガラガラの中で、赤ちゃんが持って、一番楽しめそうなのは左のものです。ブリキのガラガラは、きっと針金が曲がりやすいだろうし(直すのも簡単ですが)、右のものは、二方向に振る以外に音が出ませんが、左のものは持っているだけでも音が出ます。




4 件のコメント:

karat さんのコメント...

おはようございます。回転するガラガラ初めて見ました…。ところでまた、本題じゃないところに目が行ってしまいました…敷いてある刺し子の布地素敵ですね!

hiyoco さんのコメント...

私も刺し子に目が行きました~。
これまで何度も春さんが載せたセルロイドの人形たちに私はぴんときませんでした。でも今回セルロイドのガラガラを検索して、ついでに出てきたメリーに「ああ、セルロイドってこれか~」と合点がいきました。薄いパリパリした感じの樹脂ですね!

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karatさん
ありがとうございます。この布は、インドならカンタ、バングラデシュならノクシカタという刺し子の布です。
使い古しの布に刺し子をして、毛布やおくるみ、おむつとして再利用したのが、装飾的なカンタやノクシカタの原型と言われています。これは新品を買ったのですが、大きさといい、雰囲気と言い、「おむつ」そのものです(笑)。
中国や東南アジアの少数民族は、魔除けとして負ぶい紐を刺繍でびっしりと埋め尽くしていますが、かつて、どこの母も強かったのですね。

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hiyocoさん
えぇぇ、セルロイドと言ってぴんとこない人がいるなんて、知りませんでした(笑)。
でも、キューピーや筆箱など身近にセルロイドがいっぱいあった私たち世代でも、セルロイドが樟脳、つまり楠からできているなんて、なかなか信じられませんでした。
石鹸箱、裁縫箱、針箱、メガネのフレームなどなど、今ではすべてプラスティックにとってかわられてしまいました。
今はどうか知りませんが、ピンポン玉もセルロイドでした。打ちつけたりしてへこむと、お湯に浸けてみたり、小さく開いている穴から針を突き刺して押してみたりしましたが、絶対に元通りにならなりませんでした(笑)。