水にまつわるものを置いている棚の掃除をしているとき見つかった、陶器の水差しの壺です。掃除をしていて何かを見つけるというのはいつものパターンですが、この水差しはいつからあったのか、どうやって手に入れたのか、どこの国のものか、まったく覚えていません。どうして、記憶がぶっ飛んでいるのでしょう?
形状からして、お手洗いに置いておいて、用を足した後に使う壺のような気がしますが、違うかもしれません。
つなぎ目ははっきりしません。
形状からして、お手洗いに置いておいて、用を足した後に使う壺のような気がしますが、違うかもしれません。
つなぎ目ははっきりしません。
お手洗いで用を足した後、紙を使わないで水と手できれいにする生活は、慣れればさっぱりして、とても気持ちの良いものです。ただし、タイなど熱帯では下着が少々湿ってもすぐ乾くので問題ありませんが、冬のパレスチナで農家に泊めていただいたときは、使用後しばらく冷たく感じたものでした。
じぶん更新日記より |
一度、パレスチナから、日本でも使おうとプラスティックのお手洗い用水差しを買ってきたことがありました。写真はネットからお借りしたもの、これはイランの写真のようですが、よく似た形のものでした。
意気揚々と持って帰ったのですが、すぐに挫折しました。
郷に入っては郷に従えで、日本ではトイレットペーパーを使わない生活は、なかなか難しいものでした。
10 件のコメント:
M.MARCO QUART-までは読めますが、その後がわからないです。GPRINA?
クォートという単位を初めて知りました。
hiyocoさん
読めるのはそこまでですよね。
でも容量まで書いてあるなら、お手洗いの壺ではなくて、ジンを入れた壺とかの可能性もあるかもしれませんね(笑)。
スペインでは量り売りのワイン屋さんがあって、ビンを持って行くと樽から1リットルとか2リットルとか
入れてくれるんですが、昔はこういうぶら下げる焼き物の壺をおじさんがぶら下げて歩いていました。
酒とか水を入れる壺じゃないですかね。
この壺ならたぶん継ぎ合せではなく、一気に上まで引いたものを胴を膨らませ、
上部は手で包むように絞って細くして作ったと思います。
kuskusさん
ありがとう。やはり酒ビンでしたか。あやうくお手洗いの水差しにしてしまうところでした(笑)。もっとも、お手洗いの水差しが酒ビンに劣るというわけではないけれど。
M.MARCOというのも、中東と言うよりラテンの感じがしますね。それに、つないでなかったのですね(汗)。アフリカでつないで作っているのを見たので、てっきりつないでいるのかと。
轆轤でつくるのも、轆轤を使わないでつくるのも、奥が深いです。そうそう、そういえばガーナで轆轤ではなく、土の周りを人が回るのも見ました。
内澤詢子『捨てる女』というエッセイに、写真のイランのトイレの水差し”アーフターベ”が出てきます。”アーフターベの憂鬱”という個所でこの水差しで悪戦苦闘しているシーンがあります。私もイランの鋳掛屋で金属製のこの水差しを譲っていただきましたが、出国の際に国辱と思われたのか係員に没収され別室で尋問された苦い経験があります。どうにか自宅に持ち帰りましたが、さすがに使っていません。ただ形状的に少し傾けるだけで勢いよく水が飛び出すなかなか理にかなったウオシュレットです!
フナコレタロさん
わぁ、イランにはプラスティックだけでなく、打ち出しの水差しもあったのですね。
イラン人の染色家の友人が、イランは文化が行きかう場所なので、古いものは何も残っていないとよく嘆いていたのですが、織りものは残っているし、他にもいろいろ残っているに違いないと思っていましたが、やっぱりでしたね。職人さんの仕事、いろいろ見てみたいです。
パレスチナを去るときテルアビブの空港で別室行きは毎度のことで、だいたい2時間近くみっちり油を搾られましたが、水差しで文句をつけられたことはなかったです(笑)。
形を見て思ったのですが、中のものがこぼれにくいように、口がかなり上向きに付いているような気がしてきました。kuskusさんが言うように酒や水ならしっくりきます。
この中の水でお尻洗ったり手を洗ったりするのは結構大変そうです。片手で扱うのはやりづらそうだし(重さはどんな感じでしょう?)、水が減ってきたら相当傾けないと出ないですよね~。オープンな水差しとか、タイのようにバケツに柄杓を浮かべてあるタイプが使いやすくて、一目で水が足りるかわかる方が安心です。
差し口の反対の空気穴(?)が凝った形なのが不思議です。醤油さしみたいに単なる穴じゃダメなのかな?
hiyocoさん
hiyocoさんにコメントいただいたら、試してみなくちゃならないことが、よくありますね(笑)。実際に水を入れてお手洗いには持って行かなかったけれど、水の出具合を確かめてみました。
細く一定にきれいに水が出ます。水切れも満点です。どう傾けてもドバっと出たりしない、とってもよくできていました。もちろん、水を入れた口ではなくて、細い穴から出しましたよ。そういう設計だと思います。穴の周りが丸く膨らんでいますが、デザインと補強とで、中は真直ぐの細い穴です。
壺自体が焼き物でできているとは言え、そう重いものではないので、水を入れて片手で持つとき、水を入れる口(太い方)に指をかけたら難なく持てました。お手洗いでも十分使えそうでした。
中が洗えない設計ですから、いつも中身を入れっぱなしにして使ったのでしょうね。水かお酒がよいかと思います。ジュースなんかだったら、腐っちゃいます。
あー、小さい方から注ぐのか!てっきり空気穴かと(笑)。補充する口が上向いているのも理にかなっていますね。使い勝手がいいものだと、春さんのお試しでよくわかりました!
hiyocoさん
動画あげてないけど、使い勝手がよかったです。思ったよりよくできてた(笑)。
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