2023年9月2日土曜日

ゆきわ染


その名もかわいい、ゆきわ染のビンです。
胴に「ゆきわ染」のエンボスはありますが、底に雪輪のエンボスはありません。maicaさんのブログにある、たぶん戦後に売られた幅広の口のビンの底には、雪輪のエンボスがありますが、戦前のコルクタイプのものにはなかったようです。


背の高い方のビンは無色と青色のものを持っていましたが、背の低いビン、そしてラベルつきのビンは持っていませんでした。


このラベルは退色していて、ゆきわ染くらいしか読めませんが、背が低いビンのラベルには絹・毛用の酸性染料と書いてあり、maicaさんのビンのラベルも酸性染料と書いてあります。


家庭で染めるものといえば、長襦袢、半襟、モスリン、そして毛糸が主だったでしょうから、絹・毛用の染料の需要の方が植物繊維用の染料より圧倒的だったと思われます。もしかしたら、染まりやすい酸性染料だけを商っていたのかもしれません。


どのビンも味があって、見飽きることがありません。

余談ですが、maicaさんはインスタグラムに移行されて、ブログは更新されていません。







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