2024年6月18日火曜日

六神丸と切りもぐさ


右は太陽堂の、左は延壽製藥の、そして真ん中はUPしてなかった「富山堂」の置き薬の箱です。


富山堂の箱は、桐でできていて、商標は〇に一、本社は富山市四方町にあり、東京連絡所が渋谷区松濤町にありました。
何年ごろ置き薬をしていたのか、記録用紙はありません。


中に薬が残っていました。


六神丸、センナ、地龍、毒掃丸などの漢方薬に加えて正露丸、バッファリン、イソジン、イチジク浣腸、オブラート、体温計など薬局で売っているだろうものもあるので、これらは置き薬の中身というより、この家で置き薬をやめた後、ただの薬箱として使っていたのではないかとも思われます。

ネット検索してみると、現在「富山堂」は東京都府中市にあり、薬師印の六神丸などを扱っていますが、置き薬をしていた富山堂と同じ会社かどうかは不明です。


置き薬の箱に残っていた六神丸は、富山県黒木市「大信薬品株式会社」の桐箱入りで、130粒で300円のラベルが残っています。ちなみに、現在の富山堂が扱っている薬師印の六神丸は132粒で5880円です。
六神丸は、心臓病、胃病、風邪、驚風(脳膜炎)、氣附、盗汗(寝汗)、霍乱(日射病)などに効くそうです。


六神丸とはどんな薬かと開いてみると、ガラスビンに入った丸薬は、つくっているうちに風で飛ばされてしまいそうな、仁丹より小さい、小さな小さな薬でした。いったい何粒飲んだのでしょう?


現在も操業している釜屋の「伊吹山陳熟艾」は、富山とも奈良とも無縁の近江商人の扱ったものなので、置き薬だったかどうかは不明です。

釜屋のホームページより

釜屋のもぐさは、江戸時代には「釜屋もぐさの振売箱」という籠に入れられて、江戸市内を行商されていました。


釜屋では、今では切りもぐさとともに、紙筒に入れて皮膚との間に空間をつくって温度を調節するお灸も売っています。

ちなみに、私が使っているお灸は長安NEOです。脚や腕がだるいとき、指で押してみると痛いところに貼って火をつけるだけ、血行が悪いところはほとんど熱さは感じなくて気持ちいい、そしてだるさが解消されます。







2 件のコメント:

hiyoco さんのコメント...

リンク先の鍼灸院の話、笑っちゃいました。
グーグルマップで「鍼灸院」と入力したら、自宅の半径1㎞以内に14軒もあってびっくりしました。1軒もないと思っていたのに!お灸をやるかはわかりませんけどね(笑)。

さんのコメント...

hiyocoさん
血行が悪いとき熱く感じるって書いたけど間違えた!反対に血行が悪いと熱く感じないでした(笑)。訂正しておきます。

鍼やマッサージは多いけれど、お灸をやってくれるところは少ないと思いますよ。あと、タイ式マッサージ店が増えていませんか?よく目につくし、知り合いもタイ式マッサージの店で働いています。レストラン併用、レストラン転向のタイマッサージ店も目につきます。料理店より簡単、元手もいりませんしね(笑)。
最近は全然行っていません。