2013年10月13日日曜日

入院していました

ご無沙汰しました。
9月24日、いちじくを採ろうとして、高い梯子に乗っていました。左に傾いているのは知っていたのですが、右側に乗ってバランスを取り、右手のいちじくを二つ採ったあと、左手にも熟れたのを発見、手を伸ばしたとたんぐらっときました。
「あっ、倒れる」
と思ったときはすでに遅し、生垣を飛び超えて、谷側にどさっと背中から落ちました。高低差は三メートル以上あったかと思います。もちろん背中は痛かったのですが、声は出ましたし、手足のしびれはありませんでした。

這うようにして家に帰り、夫に伝え、救急車で病院へ。レントゲンを取ったら、胸椎、腰椎が損傷、つまり首と腰を打ち、即入院、絶対安静状態になりました。
翌日MRIを撮っていただいたら、脊髄損傷は腰だけ、救急車の中からはめていた首輪は、当初十日ほどかかると言われたのに五日で取れました。
座ると重力がかかって、損傷部分を傷めるので、ひたすら寝た切りでした。食事も寝たきりで、左手でスプーンで流し込みました。一週間後にコルセットの採寸をしていただき、さらにできあがりを待つこと一週間、計二週間以上、ベッドから離れることのない生活でした。

しかし、永遠に続くかと思われた時間も過ぎ、コルセットが届き、やっと立つ練習ができることになりました。
寝ていると筋力が落ちると言われていたので、リハビリをしていただく傍ら、自分でも手足はできるだけ動かしていたので、コルセットができて二日目には歩行器なしで歩いてもいいという許可をいただき、三日目にスピード退院することができました。
起き上がってからの経過が超順調だったので、驚いたお医者さまから、
「なにか運動をやっているのですか?」
と聞かれました。
「肉体労働をやっています」
とお答えしましたが、やれやれでした。


退院前日、病院から見た筑波山です。夕焼けがきれいでした。風が強く、雲は流れていましたが、筑波山上の雲は、形こそ変わっても、暗くなるまで流れて行きませんでした。


そして、退院した昨日の我が家からの落日風景。
夫が写したものですが、右手には、私が落ちた梯子が写っています。

コルセットは三ヶ月くらいで取れるもよう。杓子定規な私は退院当日の昨日はコルセットを締めすぎて苦しい思いをしていましたが、今日はちょっとゆるめにしているので、胸を圧迫もされず、長時間座っていられるようになりました。
まあ、軽くて済んだと、不幸中の幸いを喜んでいます。



8 件のコメント:

昭ちゃん さんのコメント...

詳細なご報告ありがとうございます。
私もチャリでよくでかけますので、
ちょっとした段差も気おつけていますが、
用心しないとね。
 高さの割りには軽くてよかったですね、
ころんでも年をとるととっさの体制がとれずそのまま突っ走りますからね。
 ご返事無用です。
 

さんのコメント...

昭ちゃん
ありがとうございます。夫に、「そういうときは受け身をしなくちゃ」と言われましたが、とっさにそんなことできませんよね。柔道を習ったこともないのに(笑)。でも、下が土でよかった。当分重いものが持てませんので、高いところにも登れませんのでしっかり治します。

昭ちゃん さんのコメント...

筑波にかかる笠雲ですね、
他の雲は消えても長時間動きませんからね。

hana-ikada さんのコメント...

拝見してビックリしました。
一瞬のバランスとはいえ大変な事態になってしまいましたね。
経過は順調とのことですが、まだまだご不便が多いと思います。
ゆっくり養生してお大事になさってください。

さんのコメント...

昭ちゃん
クジラのような形にもなっていました。その前の2週間、まったく外が見られなかったので新鮮、いつまでも見ていました。

さんのコメント...

hana-ikadaさん
ありがとうございます。とほほでしたが、頭を打ったり、背骨がもっと損傷して半身不随になったりしなくてよかったと、前向きに考えています。
まだ、長い間枕にはりついていた首はつるし、コルセットを外して伸びをすればわき腹がつりますが、なんのなんの、ベッドに釘づけより格段に幸せです。
二ヶ月ほどしたら、今度は固定している腰を動かすリハビリがあるそうです。人間の身体ってよくできているけれど、ちょっと動かさないとすぐだめになることがよくわかりました。

mmerian さんのコメント...

ずっと更新がないので、心配していました。ひょっとして、パソコンが壊れたのかも?とも。お怪我、大変でしたね。私も山歩きする時は、ずっと歩きたいので怪我しないように注意していますが、いつ何時何が起こるかわかりませんね。養生して早く良くなってくださいね。

さんのコメント...

mmerianさん
ご心配をおかけしました。夫には、いつも「怪我しないように」と口うるさく言っていて、自分が怪我しているのですから、困ったものです。
ちょっとの油断が禁物ですね。私は母方のそそっかしい血は引き継いでいないと思っていたのですが、3年前にはアキレス腱を切ったし、ちょっと怪しくなってきました(笑)。