「買いものに行くけど、何か欲しいものある?」
「あっ、ニベアを買ってきて。手がすぐカサカサしちゃって。寝室にはあるけれど、ここにも欲しいんだよ。白いやつじゃなくて、透明っぽいやつね」
「???」
ニベアにそんなのあったかなぁ?ワセリンなら、1缶残っています。
「このワセリンを使ったら?」
と私は夫にワセリンを渡しました。
「開けにくいなぁ」
「確かに」
この缶は開けるのにコツと時間がかかるので、残っていたのです。
これで、一応問題解決ですが、ドラッグストアに寄りました。
ニベアは大きい缶とチューブの2種類ありました。チューブの方が安いからと籠に入れてから、もう1種類、大缶と中缶がセットになっているのが目につきました。
これって、缶がかわゆくない?
3種類の中ではこれが一番高いのに買ってしまいました。
空き缶は、ある程度の数さえあれば十分、それ以上は使い道もなく、邪魔になるばかりなのに、ついつい惹かれてしまいます。
普通のニベア缶は惜しげもなく捨てていますが、これは使いきったとき何に使いましょう?各種クリップ、画びょう、小さくなった鉛筆などなど、もう入れる缶は決まっています。
数日後、夫に
「手の荒れはどう?」
と訊いてみました。
「もう大丈夫だ」
ニベアはどうしたかと見ると、大缶はまだ開けてなくて、中缶は開けてはいるけれど未使用です。
「ワセリン使っているの?」
「うん。それ欲しかったらあげるよ」
やれやれ、中がいつなくなるか、数年かかってしまいそうです。
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