2021年4月22日木曜日

雨ざらしの椅子

作業が終わったとき、残照に照らされながら、庭でのんびりするのは、とてもいい気持ちです。


夫が気に入っている折り畳み式の椅子は、ビニールハウスの仮設小屋に住んでた頃は、庭が、今よりもっと生活空間の一部だったせいもあり、かつては10脚ほどもありました。
安い椅子なので惜しげもなく雨ざらしにしていると、張ってあったキャンバス地が軒並み破れてしまいました。それをハウス紐で編んで補修して使っていましたが、それも破れ、編みなおそうにも、椅子のフレームやひじ掛けも次々と壊れ、ほとんど処分してしまいました。
2、3脚残っている椅子も、どこかしら破れています。


それに比べると、鉄の板と木の板を組み合わせたこの椅子は、壊れもせずに長持ちしています。


夫が骨董市で買ったもので、折り畳み式でフランスの椅子に似ているので、かつてフランスの植民地だったヴェトナムでつくられたものと想像します。
これまた安ものだし、とっても薄い板を使っているので、すぐダメになるものと思っていました。


ところがどうでしょう、10年以上雨ざらし陽ざらしにしているというのに、木は腐らないで石化しているというか、何だか別ものになっています。


木は柔らかな部分が失われても、固い部分が頑張っているのです。
もちろん、鉄板もびくともしていません。

この椅子は、フレームの椅子に比べると重いので、ほとんど定位置に置きっぱなしです。
どこででも、すぐ背もたれとひじ掛けのある椅子に座りたくなる夫は、キャンバスが破れてしまった椅子をまた買いたいと思ったようですが、ホームセンターにはもうありませんでした。
やれやれ、私はあの椅子が嫌いだったので一安心ですが、不自由しているみたい、座面の壊れかけた椅子は、まだまだ現役です。







2 件のコメント:

hiyoco さんのコメント...

ハウス紐で補修とあったので、元々このような椅子だったのかと思いきや、リンク先の全く違う椅子にびっくりしました(笑)。これはリペアというよりリメイクですよねー。お見事!
骨董市の椅子はとても華奢に見えるのに、板が割れもしないなんて驚きです。フレームを湾曲させたり(座面も?)、背もたれもデザインされていておしゃれですね!

さんのコメント...

hiyocoさん
フレームの椅子は、購入時にはキャンバス地に、大きく「Nathural Season」と書かれていました。自然な季節って何だよ?自然でない季節はあるの?と気に入らなかったのですが、10年も経つと次々破れて(笑)、やれやれでした。
骨董市の椅子も1500円くらいだったかしら、長持ちしています。ただ錆びちゃって、パッと畳んでというわけにはいかなくなっています。夫は外で使う椅子がもっと欲しいみたい。もっともしまってある屋外用の椅子はまだ20脚ほどあるし、折り畳みの木の椅子は50脚、キャンバス地の小さい椅子が50脚、キャンプ用のキャンバス椅子もあるし、「いい加減にしてくれ!」っていう感じですが(笑)。