そこで、気になったものをもう一度見に行ってきました。
正面に見える農家は東向きで、道路は手前の東から、向こうの西へと走っています。
その家の南東の角はT字路になっているのですが、角に異人がいました。
身体は杉の枝でできていて、顔は紙に描いたもの、竹の刀を差し、竹の槍を持っていて、刀や槍は稲わらを編んださんだらぼっちで飾られています。
後日、やはりジオツアーに参加して車窓から異人を見たSさんと、そのときの話をしていたとき、
「あれは余所者だな。でもそう悪くない余所者で、もっと悪い余所者が侵入しようとするのを阻止して、守ってくれているんじゃないかな」
と話していました。
つまり、山の神なまはげの海版ではないかと言うのです。
本当は何なのか、わからずじまいです。その家の方に聞けばよかったのですが、そんなことをすると、魔力が落ちるかもしれない、とてもたずねられませんでした。
この異人の向いている方向に、海があります。
その、昔は海だったところは、1963年に水門が完成して、今は霞ケ浦湖になっています。
ちなみに、一枚目の写真の農家の裏山に見えるのは古墳です。
そして、これはその古墳を反対側から見たところです。
2 件のコメント:
鎮守の森とか塞の神・道祖神とかを忘れられてしまう時代ですね。
(良い悪いを別にして)
子供たちの嬌声や遊ぶ姿が懐かしいです。
昭ちゃん
そうなんです。昔はどこにでも神さまがいましたね。このあたり、まだまだ残っていますが、形骸化しています。例えば子安講なんかの集まりも、今では演歌歌手の公演に合わせて開き、昔からのしきたりは早々に済ませて、みんなで歌を聞きに行ったりしています(笑)。
まあ、昔も祖先や土地や自然に感謝すると同時に、行事も楽しみの一つだったのでしょうね。
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