2014年5月15日木曜日

イナウ

私は、ランプの時代もかいま見たし、電気をまだ明かりとしてしか使っていない時代も知っています。
長じてからも、いろいろな国で、電気も水道水もない生活も経験しました。しかし、電気のある時代の方がない生活よりよかったというものでもなく、そのときそのときの、その土地その土地の生活の喜びやその深さは、どの時代でも同じ、比べられないのではないかと思います。

しかし、イナウと出逢ったときは、
「ネット時代に生きていてよかった!」
と、つくづく思いました。
ネット・オークションで見つける以外、イナウと出逢うことがあったとは考えられません。


船の長さ26センチほどの小さなものですから。祭儀用のものではなく、父が子に与えたおもちゃだったのでしょうか?
だったとしたら、おもちゃ好きの私には、なおさら嬉しいものです。


木彫りの舟に、削りかけが三本立ててあります。
 

きれいにカールしたイナウ。


船の舳先(へさき)と艫(とも)に立つ削りかけは、てっぺんが花のように削られていて、そこから、らせん状に削ってあります。


私の削りかけたちは、アイヌのイナウが加わったことで、ほぼ完成です。
欲を言えば、これに秋田のぼんでこ(祝儀棒)が加わればいいのですが、あまりに欲張るのもどうでしょうか。





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