四面だから、最低で680回(本当はもっと)、自動鉋に入れたり出したり、押したり引いたり、運んだり積んだり。
終わってやれやれでした。
「本屋根の垂木の高さをさぁ、73ミリじゃなくて65ミリにしてくれるか?屋根勾配を変えたりしたから、今のままじゃ、断熱材に空気の層が取れないんだ」
と、夫。
「空気の層が取れないとどうなるの?」
「熱がこもるんだろうなぁ。一緒にやるからさぁ」
一緒にやると言われても、夫は左足の軟骨がすり減っていて歩くと痛い。たいした助けにはならないし、夫には天窓にガラスをはめるという仕事があります。
「いいよ、一人でやるよ」
「それから、垂木の上に野地板を貼るだろう。その上に断熱材を入れるため、もう一回垂木を入れなくちゃならないのだけれど」
「もう材料が届いているやつね」
「あれも、たっぱが高すぎるから、削って高さを稼ぎたいんだ」
「ええぇぇ!」
その低い垂木材料は、見えないし、削らないままで使えるはずでした。
本屋根の垂木は8ミリ削らなくてはなりません。自動鉋で一度に4ミリ削れないわけではありませんが、少なく削るの同様、一度にたくさん削るのも、無理がかかるので力が要ります。
二度で削るか、三度に分けて削るか?
ちょっとやってみたら、答えが出るでしょう。そして、いつかは終わるに違いありません。
大きくて重いとはいえ、破風板を削る方がずっと簡単でした。
そして、あちこちに破風板がつくと嬉しいものです。
さっ、本屋根の垂木もがんばろう。
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