2016年5月7日土曜日

準備万端整いけり


注文したしっくい壁の下地塗り用の軽量モルタルが、しばらく前に届いています。
しっくいの下地は、伝統的には、泥に藁を刻んだスサを混ぜてつくりますが、竹小舞を組んだわけじゃないし、ラスカットを張って下地としているので、軽量モルタルをつかいます。


余っていた合板の板きれで、こて板をつくりました。
水を加えて練った軽量モルタルを、このこて板に乗せて左手に持ちます。


手に持ったときに胸に当たらないように、端も落としました。


瓦の上は傾いているので、作業しやすいように、斜めの台もつくりました。


屋根瓦には、足場にする板をひっかけるための金具を取りつけました。
瓦をずらし気味にしながら小さい隙間をつくって持ち上げるのですが、力不足なのか、なかなか持ち上がりません。二回ほど諦めて、後日、再挑戦しました。夫は、こうゆうことは難なくできるのですが、まだ手術した足では平面を歩くのがやっと、高いところに登ることはできません。
三回目の挑戦で、ついに金具を二本だけひっかけることができました。


二本であれば、とりあえず板を挟めます。
これだけでも、足が引っかかるので仕事しやすいのですが、平らであればもっと楽です。


斜めの台を、えっちらおっちら持ち上げて設置してみました。
う~ん、瓦の山を考慮してなかったので、角度が違ってしまいました。水平じゃなかったけれど、安定していて、上にも乗れるし、道具なども置けます。


というわけで、準備万端整いました。
あとは、いつはじめるか、決心するだけです。その決心にしばらくかかってしまいそうですが.....。








2 件のコメント:

昭ちゃん さんのコメント...

今までの全工程を拝見して春さんって凄いなー
驚いています。
根性の塊のような家ですね。
 

さんのコメント...

昭ちゃん
その根性に、翳りが...(笑)。
ラスモルは水ものですから、はじめたら途中やめできません。もともと重いものが持てないので、四分の一袋(=6.25kg)ずつ水で練って、バケツで少しずつ上げて、降りてまた上って、塗ってまた練って、と想像しているだけで、疲れてしまいます(笑)。
左官屋さんはすごい!
足場屋さんが足場を撤去するのが6月16日。下地を塗ってから、しっくいを塗るまで少なくとも2週間のインターバル。それを考えると、そろそろ始めた方がよさそうなのですが...。