2019年8月16日金曜日

リメイク

手持ちの服は、何度かに分けて整理したのですが、まだ一年に一度も袖を通さない服も残っています。
基本的には普段着と作業着さえあればいい日常ですが、気に入っていたり、思い出があったりして、捨てられない服が残っているのです。


このジャンプスーツもそんな服の一つでした。
ジャンプスーツのままでは、お手洗いに行くたびに上半身を脱がなくてはなりません。そんな面倒な服を、貰って喜ぶ人は思い浮かばなかったし、さりとて仕立ても形も悪くないので、ずっと処分しそびれていました。
今年もこの服が目について、広げてみて、
「そうだ、ワンピースにしてみよう」
と思いつきました。
どうせ、ジャンプスーツのままで着るつもりがないなら、失敗して元々です。


この服は前が広く開いているので着やすく、胸ポケットが両方にあるので、ブラジャーなしで着られるし、


後ろの切り替えがVの字になっているところなど、細部が楽しいのです。


まず、当時はやった厚い肩パットを取り除き、前後のパンツになっている部分を解きます。


そして、三角に突き出たところを切り取って、真直ぐ縫います。
前後に布を足さなくてはならないかと思っていましたが、そのままで大丈夫でした。
そのかわり、脇は腰で膨らんで裾すぼみになっているので、布を足すことにしました。
ワンピースとして着るだけでなく、下にレギンスをはいてチュニックとして着ることも多い(といっても、1年に2回くらいか)とは思いますが、丈は長めにしました。


裾を切った布と、いざとなれば肩パットも解いて、「足す布」として利用できそうですが、それほど布が必要ではありませんでした。


切った裾を縫い合わせたものを三角に切って、それを解いた脇に足しました。


もともと、ぶかぶかにつくってあるものだし、いまどきはスカートがバルーン型になっていても一向にかまわないので、らくちんです。


出来上がりです。
このくそ暑い中、何度も試着したので、着てないのに洗濯することにしました。
これなら着られます。着るのが楽しみです。









10 件のコメント:

昭ちゃん さんのコメント...

姐さんはいつも考え方や行動が前向きですね
今団塊の世代はグループ・集団生活での交流が叫ばれていますがその前に
自分で自分の楽しみ方を見つける柔軟性が必要ですよね、拍手 パチパチ

かねぽん さんのコメント...

こんにちは。
この前テレビで見た「この世界の片隅に」で着物をもんぺに仕立て直すシーンがありました。
ツナギをワンピースに仕立て直す事も可能だとは。
お見事です。

さんのコメント...

昭ちゃん
まぁ、もったいないと思っただけです。
と言っても、毎日着るわけではないので、大したことじゃありませんがね。
その昔、私が20年も前の服をまだ着ていると(自慢げに)言うと、「女の服の20年なんて毎日着るわけじゃないからたいしたことないじゃないの。私の夫なんか、学生時代につくったスーツ3着だけで15年以上仕事しているわよ」と言われたことがありました。ご夫婦ともに弁護士で、だんなさんにはお目にかかったことはありませんが、上には上がいると、私は脱帽しました(笑)。

さんのコメント...

かねぽんさん
私もずいぶん前に「この世界の片隅に」は見ました。着物地でつくるモンペは、型紙(http://koharu2009.blogspot.com/2013/06/blog-post_29.html)」も持っています(笑)。
それに比べたら、ジャンプスーツの改造は簡単だったと思います。全体がピッチピチだったら無理だったけれど、ぶかぶかだから大丈夫でした。
味をしめてほかにも改造したい服があるのだけれど、改造後のイメージがわかないと、解いたまま突っ込んでしまいそうです。大きな声では言えませんが、「解き始めて早10年」というようなのもあります(笑)。

af さんのコメント...

スカートのラインが魅力的です。
そして、これにレギンスやら、中に重ね着したりして、差し色が楽しめそうです!
ところで、ミシンが気になりました。コンパクトで扱いやさすそうです。春さんのお見立てならもと思いますが、使い心地とか教えていただけますでしょうか。
母がホームにミシンを持ち込んだんですが、たまに家に帰った時にミシンがないから手持ち無沙汰だと言うので、プレゼントしようかと…

さんのコメント...

akemifujimaさん
ありがとうございます。ちょっとスカートが膨らんでいます。

ミシンは、通販生活の山崎範夫ミシンというものです。その昔、息子がぬいぐるみをつくるというので、私がそれまで使っていたトヨタミシンを息子にやってしまって、しかたなく買ったものです。その時は、昔のミシンサイズのブラザーの電気ミシンも持っていたのですが、重いので山崎を買いました。ブラザーは、事情があって、ただで最上級のミシンをブラザーから貰った(笑)のですが、貰った当時は小型ミシンのない時代でした。
ところがごく最近、家を整理するので邪魔になると、息子がトヨタミシンを返してきました。しばらく使っていないのでどんな調子かわかりませんが、説明書もついています。よろしかったら持って行ってお使いください。そちらも小型電動ミシンです。トヨタはミシン製造からはしばらく前に撤退しましたが。
通販生活は山崎ミシンをこれ以上ないミシンとうたっていますが、使った感じは、やっぱり布が重なった部分ではスムーズとはいいがたく、トヨタは遜色がないです。トヨタのいいところはしまうときにコンパクトになるところです。山崎は上糸が出っ張ったままでカバーが掛けにくく、しまうのがいい加減になってしまいます。
お母上が、もしおっくうで使われなくても惜しげないし、びっくりするほど古いミシンでもないので、トヨタをお試しになったらいかがですか?

hiyoco さんのコメント...

へぇ、トヨタがミシンを作っていたなんて初耳です!でも元々織機から始まっているので納得ですが、とうとう終わってしまうのですね。洋裁をする人も少ないだろうし、時代を感じますね。
私が持っているシンガーの電動ミシンは、布の厚さや針の太さに敏感ですぐ機嫌が悪くなります(笑)。

さんのコメント...

hiyocoさん
あまり名が売れてなかったようだけど、トヨタのミシンはよかったですよ。
といっても、私はミシンが苦手です。ざっくりした木綿の布などはいいのだけれど、つるっとした布に針がぶすっと突き刺さる感じ、何とも戸惑ってしまいます(笑)。細い針は確かに折れちゃうしね。
祖母が初月給で買ったシンガーミシンにかけた思い、のようなものは私には全然ないし、次世代と言えばいよいよミシンを使う人は少なくなりますね。

akemifujima さんのコメント...

春さん、ミシンの件、詳しくありがとうございます。
また、大変ありがたい、お申し出、ありがとうございます。
母はあと何年も生きるかわからないからといって新しいものを買うことに抵抗します。
ですから、納戸で長く暇にしているミシンがあるらしいみたい、という話になれば飛びつくかもです。

もしかしたら、お願いするかもです。ありがとうございます。

さんのコメント...

akemifujimaさん
あと何年生きるかはご同様です(笑)。というか、誰でも同じ条件かな?決まっていたらつまらないですね(^^♪
どうぞ使ってみてください。