2020年9月26日土曜日

ケツメイシの使い道

 



デスクの下を掃除するたびに目につくケツメイシ(エビスグサ)の種、ビニール袋にはすっかり埃がたまっています。



ケツメイシは、10年も前にオクラの苗についてきた種がこぼれて毎年再生し、種をつけていましたが、庭の整備が進むにつれて、草むしりや草刈りが行き届くようになって、今では元気のないのが数本、庭の隅に生えているだけ、この数年は種も採っていません。
それでも、お手玉をつくるつもりで採りためておいた種が、600グラムもあります。

いつも掃除のときだけグサッと思い出す種ですが、捨てるのは忍びない、しかたなくお手玉にしてしまうことにしました。



これまた無駄に場所をふさいでいる着物の端切れの中から、小さくてあまり使い道のなさそうなのを引っ張り出してきて、アイロンをかけました。


そして、そこいらにあった紙で、9×5センチの型紙をつくり、一つのお手玉につき2種類4枚づつの布を切りました。
5個セットですから、4個同じ布の組み合わせにして、1個だけ布がちょっと違うのをつくるのがベストですが、根がケチな私、小さい布から選んで切っているので、全部違うお手玉になりそうです。



夕方大相撲観戦しながらチクチク縫います。
私は、相撲がまったく人気がなかったころに相撲を支えた白鵬が好きです。外国人に記録を塗り替えられないようにしようと、あからさまな邪魔のなかで、朝青龍は排除されましたが、白鵬は次々と記録を塗り替え、日本人横綱待望論ばかりが声高に叫ばれる時代に、黙々と相撲を取り続けた白鵬、若いころは怪我がありませんでしたが最近は怪我が多く、今場所は休場しています。
だからあまり真剣には見てなかったのですが、初入幕の翔猿が頑張ったり、結構面白い展開になっています。



長方形の布を風車のような形に置いて縫うと、自然に形ができてきます。ケツメイシを入れる一辺だけ縫い残しておいて裏返します。



そして、ケツメイシを40グラム入れて、開けておいたところを縫い閉じます。母の羽織裏と祖母の昔のしぼの大きい紋付を組み合わせたお手玉ができました。



大相撲の今場所中(今日と明日だけ)に5個できるでしょうか?
ケツメイシが600グラムですから、全部で15個、3セットできるはずだけど、大相撲は終わってしまうし、また中途半端のまま突っ込んでしまわないか、ちょっと心配です。

莢入りのケツメイシ







7 件のコメント:

明らか さんのコメント...

 お手玉は女の子男の子はケン玉が冬の陽だまりの遊びです。
東京では小豆で家内はハゼの実どちらも懐かしい音です。

昭ちゃん さんのコメント...

 キーボードのトラブルです。

さんのコメント...

昭ちゃん
文を読んで、すぐ昭ちゃんとわかりましたよ(^^♪
アズキは私にはちょっと粒が大きすぎて手に馴染みません。子どものころは「こごめ」と呼ばれていた割れたくず米を貰って入れていたのが、一番手に馴染みました。くず米は美味しくないので鶏の餌にするものでした。でも、今考えると、お米って虫がつきやすいですよね。いったん茹でてくれていたのかしら、虫で悩まされたということはありませんでした。
ハゼの実はごめんだなぁ、私は漆にかぶれます(笑)。漆じゃないのでハゼは大丈夫かとも思いますが、ちょっと怖いです。
2週間ほど前にも、知らずに触ったツタウルシにかぶれたのか、それとも毛虫か、顎のあたりがかぶれてうっとうしく、やっとよくなったところです。

昭ちゃん さんのコメント...

入隊するときに「もう食べられないかも」lっと
隣の姉さんがお手玉の中のあづきでぜんざいを、チョッピリ甘い
お蔭で生き延びました。

hiyoco さんのコメント...

こごめを茹でたらご飯になっちゃうのでは(笑)?
母がお手玉のことを「おじゃみ」と呼ぶので、ずっとおじゃみだと思っていました。関西の呼び名でした。

さんのコメント...

昭ちゃん
昔はそんな意味もあってアズキを使っていたのかもしれませんね。でも、あずきを使っていたのは何でも買わなくては手に入らなかった東京もんだけかも。
もっと大きくて邪魔だけどジュズダマも使っていたようです。

さんのコメント...

hiyocoさん
そうですね。でも湯を通すだけでもしないと、虫だらけになってしまいそう。
インドでは普通に売られて食べられているのが一旦蒸したお米です。蒸して乾燥させたら、味は生のお米とほとんど変わりません。虫対策だと思いますが、日本で売られているバスマティライスは蒸してないのかなぁ?

昔のことでよく覚えていませんが、私も小さいころは「おじゃみ」と言っていたかもしれません。お手玉で遊びながらの数え歌に、♪おじゃみ、おふた、お一つ落として、お皿♪というのがありますが、これは私が遊んでいたときの歌ではなく、祖母がやって見せてくれる時の歌だった気がします。
メンコははっきり覚えていますが、「ぱっちん」でした(笑)。