2009年11月14日土曜日
お米をきれいにします
このところ、お米を切らしていました。パン、うどん、近所でもらったもち米で炊いたお赤飯、赤米のお餅、いろいろなものをお米の代用として食べつないでいましたが、とうとう限界が来たので、籾摺りをすることにしました。
我が家では、お米は足踏み脱穀機で脱穀します。すると、一粒一粒に離れた籾だけでなく、穂のままちぎれたものや葉っぱ、一緒に刈り取ったひえの実などが一緒に混じったまま出てきます。それを籾摺り機にかけられるまでにきれいにするには、かつては唐箕を使いましたが、唐箕は大きく、運び出すだけでも大変なうえ、シートを敷いて使っても、そこいらじゅう籾だらけになってしまいました。
唐箕は、手で木の羽を回し、軽いごみや十分に実が入ってない籾を飛ばして選別する機械ですが、強く回すと、実の入った籾まで、飛んでしまいます。軽く飛ばすと、ゴミが飛びません。
しっかり実の入った籾、中くらいの軽さの籾、ゴミと3段階に分かれて出てくるのですが、どれも同じようで、またやり直さなくてはならなかったりします。回し方のこつを掴むころには、たいてい日が暮れてしまいます。しかも唐箕を使うと、お米を上から入れる人と、羽を回す人と、最低二人は必要です。そのため、唐箕の使用はやめて、昨年は脱穀したままの籾を、とりあえず紙袋に入れました。籾摺りのたびにきれいにすればいいやと思ったからでした。
一年間、精米したお米がなくなるたびに、半日掛けてゴミ交じりのお米をきれいにし、それから籾摺りして、精白するという手順でした。
これが、篩と風選箕できれいにした、籾です。あとは、よくできた電気で動く籾摺り機があっというまに玄米にしてくれて、そのあと精米機で、時間を見計らって、好きなつき方の白米にします。
やっと久し振りにお米を食べられることになりました。
これで、2008年度のお米はおしまい、次回は遅まきながら新米を食べることになります。
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