メイドインUSA

我が家に、メイドインUSAのものがあるかしらと、思い浮かべてみましたが、フライパンやダッチオーブンなど、若干の台所道具をのぞいては、ほとんどありませんでした。

もっとも、パン材料の小麦やら、家畜のえさのトウモロコシなど、食品の方では、アメリカ産のものを一切食べないで過ごすことは、不可能に近いことだと思いますが。

そんな数少ないメイドインUSAの、ソフトビニールの人形です。

ソフトビニールの人形の特徴は、ぴたぴたと柔らかい感触でしょうか。

どちらの少女も、押しつぶしても元に戻る性質を利用して、ぴーぴー鳴る仕掛けになっています。

テディーベアを抱いた女の子は、しかしアメリカ製らしい（？）手抜きで、服と一緒にテディーベアにもピンク色の塗料を、雑に吹きつけただけです。
「もうちょっと、なんとかならなかったの？」
いくら安価な子どものおもちゃだとしても、テディーベアが心をこめて彩色してあったなら、印象が変わっていたことでしょう。

上の少女は一体型、下の少女は、頭と胴と別々につくられています。

二人を並べてみると、テディーベアにピンクの塗料を吹きつけてある左の少女には、黒目が描いてないことに気づきます。
描き忘れているのか、もともと黒目を入れる予定がなかったのか？
私は前者だと思います。アメリカ人のことですもの、忘れたのでなかったら、そのとき黒色の塗料が見つからなかったので、描かなかったのでしょう。
画竜点睛を欠くとは、よく言ったものです。

ところで、昨日、アメリカ大統領選挙が行われ、オバマ大統領が勝利しました。

富裕層の減税をして優遇すれば経済をけん引するので、貧民層はおのずとそのおこぼれにあずかることができるとのロムニー候補を退けたということは、僅差ではありましたが、まだまだアメリカ市民には良識があるということでしょうか。
他人ごとながらほっとしました。

次は日本の選挙です。

♪青い眼をしたお人形は、アメリカ生まれのソフトビニール♪