2013年6月11日火曜日

雨よ降れ

なんだかんだで、田植えが遅れています。
もっとも、不耕起では六月末が田植え期ですから、遅すぎるというわけではありません。
ところが、稲も十分大きくなり、いざ植えようと思ったら、水がありません。側溝の水は、上の方の田んぼで取られて、ほとんど流れて来ません。
いつもの年は、田んぼに設置された蛇口をひねると、ポンプさえ稼働していれば水がきます。
少し下流にある小さな堰に水を溜め、ポンプアップして各田んぼに供給するのです。ところが今年は水が溜まらないので、ポンプがほとんど稼働しません。
 

我が家の田んぼの下の田んぼでは、側溝を欠いて水を引いています。そして、毎年、我が家で水を取っている上の田んぼの脇では、今年は、上の田んぼで小さな堰をつくり、その田んぼに水を引くのに使っています。


出遅れた我が家も、下の田を真似て、側溝を欠いてみました。


側溝に土嚢袋を積むと、水が少しずつ、田んぼに入ってきました。


 しかし、からからに乾いて地割れもしていた田んぼですから、 奥までは水がいきません。
 

そうこうしているうちに、我が家で水をとったので、下の田んぼが干上がってきました。
下の田んぼの我が家に近い方は、昨年、我が家の田んぼの水が漏れて除草剤が薄まったのか、草だらけになりました。
その後遺症か、干上がった田んぼは、今年も草だらけです。

やばい!
側溝から水を引くのはやめました。
余所者で、組合で耕してあげよう(有料)というのを断り、苗(除草剤入り)を売ってあげようというのも断り、不耕起とやらで耕しもせず、変な奴と思われているのに、これ以上水を取って迷惑をかけるわけにいきません。


最後の手段で、数年ぶりに、田んぼの反対側の脇を流れる、三面張りの用水路から水を取ることにしました。


夫が堰をつくります。
いつもの年なら、堰はすぐに水いっぱいになるのに、今年は待っても待ってもたまりません。しかも、日一日と水量が少なくなってきました。


いやぁ、まいりました。
余所の田んぼも、どんどん干上がってきています。
これで水を田んぼに引けなかったら、今年はお米づくりを諦めるしかありません。


6 件のコメント:

昭ちゃん さんのコメント...

 こちらも5月は例年の50%の降水量とか、
そちらに向かう台風が雨だけならいいですねー
 空梅雨傾向で降れば豪雨ですね。

さんのコメント...

昭ちゃ~ん
もうお手上げです。今日は曇天、明日は降るという予報ですが、どうなりますことやら。とほほ。
だいたい、たかが400メートルほどの山で、いつも水が枯れないであるということにまず感謝すべきでしたね。水道水を使って耕作しているところは今のところ大丈夫のようですが、水道水だって危ないというのですから、しかたありません。
今年が骨休みになると、来年はやれるかどうか(笑)。

昭ちゃん さんのコメント...

家内の実家も10年以上前は裏の川は雨が降っているような水音で、小魚は取れるし蛍が飛ぶシャングリアでした。
雑木林はほとんど植林ですが、
もう生活できる水量ではありません。
 原因はわかりません。

さんのコメント...

昭ちゃん
ここは今も蛍飛ぶシャングリラですよ♪雑木も多いし。沢の水で生活している友人たちもたくさんいます。ただ引いて濾過しているだけです。冬場は凍らないよう、蛇口は開けっぱなしです。
福島県の安達太良山もそうでしたね。山のどこに住んでもよい水が出るのが自慢でした。でも、なんてことでしょう。これからの百年は住むのは難しいですね。

昭ちゃん さんのコメント...

 人間が一緒に暮らせた間は自然の恵みを充分にうけられましたが、
過疎地になれば荒れるのが早いですね。
 谷全体を埋めた梅と柿(干し柿用)ハランキョウ
(イクリ)も全部絶えました。
儀両親が山にきたのが昭和17年(1942)です。

さんのコメント...

昭ちゃん
荒れ地にクズやイバラが生えて、人を寄せつけなくするのは、自然なりの生態系の回復の仕方だそうです。
里山はよく自然と言われるけれど、人工そのものだって。二年ほど草を刈らないと、我が家の庭だって、やわな植物は消えて、相当見苦しいことになるでしょうね(笑)。クズやフジも一応マメ科だから、人間さまが都合のよいようにしたところを肥沃に戻しているのでしょう。
昭ちゃん、世界には草も生えなくなったところもありますが、そうなるとおしまいですよ(笑)。ありがたやありがたや。