2015年9月17日木曜日

ビンの蓋開け道具


「これ使ってみて」
コペンハーゲンでアンにもらった「ビンの蓋開け」です。
「ちょっと空気が入れば蓋が開くから、普通、スプーンなどを入れて蓋を持ち上げるでしょう?これを使えば、簡単に空気が入るのよ」
そう、私もいつもスプーンを使っています。


帰ってから、早速やってみました。
なるほど、引っかけて軽く持ち上げれば空気が入ります。
 

ところがこの蓋開け器、ネジ式の蓋には合いません。
「はぁ、デンマークには、ネジ式の蓋のジャムや蜂蜜はないんだろうか?」


確かに、爪が四つついている、薄い蓋は多いけれど、ネジ式のビンも少なくありません。
生協の、蜂蜜やマヨネーズなどのビンも、ネジ式です。
私はジャムをつくるとき、ほとんどは再利用のビンに詰めますが、どちらの蓋のものも使います。


この二つが、それまで我が家にあったビンの蓋開けです。


がしっとはさむ鋏形のものは、30年以上前からあるもの、小さい蓋から大きい蓋まで、しっかり掴んでねじれます。
もっとも、蓋に傷がつくので、再利用しないビンの蓋開けに限ります。
ただ、くっついてしまったボンドの容器の蓋を開けたりするときには威力を発揮するので、捨てられません。


滑らない素材で蓋をつかむ「ひよこ」の出番は多かったのですが、これから赤いのも活躍するでしょうか。

ビンの蓋開けは、力ではないのか、じょうずな人がいます。その昔住んでいた東京の郊外では、お隣さんがそうでした。
きゃしゃな身体で、力仕事もしそうにないのに、
「貸してごらんなさい?」
とにっこり笑って、簡単に開けてくれました。

さて、コペンハーゲンにいたとき、
「これを開けて」
と、アンが新らしいジャムのビンを、イエンスに渡しました。
ビンの蓋開けは使っていないのでしょうか?
「ああ、あれはいろんな人にあげて喜ばれているけれど、イエンスがいるから、うちではビンの蓋開けはいらないのよ」







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