骨董市で、がんこさんの親父さんの店に、だるまの型が並んでいました。
あの、歳の市で売られるだるまの型です。高崎のものでしょうか?
ビルマの、
ピッタインダウンの型に比べると、日本のだるまの型は、目が目立ちます。
ずいぶん前から、この形のだるまは手作業ではなく、すべて真空成型の方法でつくられているので、とっくに型はお払い箱の運命になっていたはずです。
どこかの制作元で、長い間お世話になったものだからと、大切にとってあったのでしょうか?
持ってみると、ケヤキなのか、ずっしりと重く、片手では持てません。
資料的価値から、「一つは手元にあってもいいな」という気持ちが、むくむくと頭をもたげてきましたが、冷静に考えれば、私はだるま研究者でもなければ、張り子研究者でもない、ましてや博物館でもありません。
手元に置く理由が、まったくありません。
型に色を塗ってあるのは、水が染み込まないためと同時に、貴重なものだからほかの家の型と識別するためなのでしょう。
それにしても、だるまにこの青は似合わないと思うのは私だけでしょうか。
なにはともあれ、もし色が、使い込んだ赤だったら買ったかもしれない、青で、やれやれでした。
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