熱海のMさんから本サイズの荷物が届きました。
「何だろう?」
開けてみると、袱紗の箱が出てきました。
なぜ袱紗と思いながら、箱を開ける前に同封の手紙を読みはじめて、思い出しました。そうそう、しばらく前にMさんは、日本刺繍を習うのを再開したと言っていました。
箱を開いてみると、トラ(我が家の猫)の刺繍をした柿色の袱紗が入っていました。
トラは幼いころ、犬のうなぎに耳を甘噛みされて毛細血管がだめになり、カチカチになった耳を、獣医さんに折り取られてしまいましたが、その短い耳がそのまま表現されています。
6 件のコメント:
今はバックやポケットから無造作に取り出し
受付にポンと置くだけですね。
なんて素敵なプレゼントでしょう!
中学で刺繍部に在籍した事を思い出し、又刺繍をしてみたくなりました。
遅まきながら、日本刺繍の存在(名前の)を初めて知りました。
トラちゃんの耳、そうだったんですね。うなぎにされるがままにしていた子猫時代のトラちゃんの可愛い姿を想像してしまいます。
とても素敵!世界にひとつしかない袱紗ですね。
昭ちゃん
袱紗の使い道ですか?
ご祝儀などを包む袱紗、お茶道具を包む帛紗以外にも、使い道がいろいろありますか?
私もバックから取り出して受付にポンと置いたことしかないですよ(笑)。
reiさん
中学で刺繍部でしたか!根気の詰められる年頃、さぞかし夢中になったことでしょう!
昔は手芸の本がいろいろあり、刺繍と言えば「フランス刺繍」が最も一般的でした。それにちょっと手が出せない感じで日本刺繍があって、織り目に沿って刺すので織物のように見えるスウェーデン刺繍などというのも流行ったことがありました。
しかし、フランス刺繍という名前は誰がつけたのか、西洋刺繍とでもいったものでしょうか。また、スウェーデンでも、日本で「スウェーデン刺繍」と呼んでいる刺繍よりクロスステッチの刺繍の方が多い気がします。刺繍も奥が深いですね。
Mさんによると、日本刺繍には技法が42あるそうです。金糸を置いておいてそれを別糸で留めていく技法やサテンステッチは中国、韓国だけでなく、中央アジアにもよく見られます。そして中央アジアや中東にはサテンステッチだけでなく、細かいチェーンステッチで埋め尽くすような刺繍もあり、世界中の手仕事にはそれぞれが積み重ねてきた伝統が感じられて、圧倒されます。
刺繍には悪霊などが入らないよう埋め尽くすものが多く見られますが、日本刺繍は埋め尽くすというより「間」や「空」を大切にするところがありますね。
トラの袱紗、トラには猫に小判ですが、私には嬉しいもの、大切に使います。
hiyocoさん
素敵でしょう!
袱紗にトラ刺繍なんて、考えつきもしませんでした(^^♪
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