2023年3月10日金曜日

織り見本


枠を使って織り見本をつくる作業は、ちょっと時間が空いたとき、どこででも広げられて、気分転換に短時間だけ織ることもできる、楽しいものでした。


一番上の写真では、色糸をたばねたバタフライがごちゃごちゃとぶら下がっていて、どんな模様ができているのか見えませんが、織り終わって糸の始末をすると、模様が現れてきます。


スマックのあとはまたトワイニングで、糸を1本取りにしたり2本どりにしたりして、自由模様を試みてみました。


だいぶ織り進んで、織る場所が身体から遠くなったので、最後の綾織りで模様を出す織り方は、反対側から織りました。
綾織りとは、経糸を2本ずつ(籠などでは3目とかもある)すくい、段ごとにすくう目をずらしながら織る方法です。
やはり目の詰んだ厚い布ができます。


経糸(たていと)を刀杼(とうじょ)ですくい、刀杼を立てて緯糸(よこいと)を通すのですが、織り進んで経糸が短くなると開きにくくなり、ここまで織って限界となりました。
途中で傾斜がゆるやかになっているのは、そこだけ緯糸を2本どりにしてあるからです。


トワイニングとスマックの間も開けて織ればよかった。
これでは模様ごとに切り刻むというわけにいきませんが、つながったまま織り見本とします。






 

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