「常陸國總社宮には、手塚治虫の絵馬があるんだって」
と、息子。
「あらそう、知らなかった」
なんでも、石岡市が府中松平藩と呼ばれていたころ、手塚良庵という藩医がいて、それが手塚治虫さんのご先祖だったそうです。
あるとき、息子が常陸國總社宮にお参りしたからと、薄い箱をくれました。
「あら、絵馬じゃなかったの?」
「絵馬はいまいちだったからお菓子にした。砂糖の塊みたいなやつだけど」
落雁です。
私は和三盆というのか、お砂糖だけで固めた小さなお菓子(それも落雁?)より、粉が入って噛むとキシキシする落雁の方が好き、とってもおいしくいただきました。
そういえば、長く落雁を食べたことがありませんでした。毎年、お盆のお供え物を見て、買うかどうか迷いますが、色のどぎつさに引いて、買ったことがありません。
懐かしい。
鯛や伊勢海老の練り切りと並んで、落雁は小さいころ馴染んだ味です。
2 件のコメント:
こんにちは。
手塚良庵については「陽だまりの樹」という話に描かれてますね。図書館で読んだ事があります。
落雁は熱湯でとかすと葛湯のようになって美味しいです。
かねぽんさん
『陽だまりの樹』は、息子の本が我が家にあり、昔読んだことがあったと思いますが、どんな話だったか覚えていなかったので読んでみます。我が家に手塚治虫の漫画がたくさんあるのですが、この頃は何故か読むのがきつくなり、『ブラックジャック』くらいしか楽しめなくなっています(年のせい!)。
そうですか。今度落雁をもらったら(笑)、お湯で溶かして飲んでみます。
あの硬い落雁は、小さいころ「はくせっこう」と呼んでいたと、今ネットで調べてみたら、「白雪糕」は方言ではなくて、れっきとしたお菓子の名前で、精白した粳米粉と糯米粉に白砂糖を加え、ハスの実の粉末を混ぜて作ったものでした!
白雪糕は、砕いて湯にとかし、母乳の代用としても用いられたそう、今度手に入れたら落雁も白雪糕もお湯で溶かして飲んでみます!!! 楽しみが増えた(笑)。
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