ときどき、「曲げわっぱもどき」に入ったお菓子をいただくことがあります。
機械加工ができるし、接着剤がよくなったのでしょう。使い捨てには惜しい出来です。
使い捨て容器としてつくられているのに、十分長持ちします。
保存容器などで、シェーカーボックスをイメージしたのか、薄い木の曲げわっぱの蓋がついているものもあります。
ちゃちなできですが、軽い感じがわるくありません。
まっすぐな箱は、楊枝入れとして、
お椀型の箱には残り物を入れたりもしますが、一つには腸を快適に保ってくれるドライプラムを常備しています。
その昔お弁当箱として使っていた曲げわっぱです。こちらは「もどき」ではないので、ちゃんと桜の皮で綴ってあります。
何度も洗ったのですが、びくともしていません。
これもお弁当箱として使っていた、杉のめんぱです。
大好きでしたが、いかんせん、量が多く入り過ぎると感じるようになり、赤いのと交代していました。
蓋と身の高さが同じくらいあります。
めんぱは農作業や山仕事をする人のためのお弁当箱で、伝統的にはご飯をぎっちりと少しの味噌を詰めて持って行くものです。
食事の時に、蓋に味噌と水を入れ、焚き火で焼いた石をその水の中に入れて熱くして、熱い味噌汁とご飯でお昼をいただきました。素敵です。
これを樵弁当としたら、漁師弁当もあったようです。舟が難破した時は、空の弁当箱が浮きの役割をしたというのですから、食料を携帯する、救命具になると、多角的に命を守るものであったのです。
私のお弁当箱はどちらも引退しています。
引退していないのは、曲げわっぱのおひつです。
できたら、炊き込みご飯などの時に使いたいのに、色のついたご飯には使わないでほしいと説明書きがついていて、白っぽいご飯の時しか出番がありません。
白いご飯をテーブルに出す時は、カレーなどと食べる時ぐらい、それこそおひつに色がつくのを恐れて、もっぱら磁器や漆の鉢を使います。
昨日は、せっかくウコギご飯を入れたのに、ばたばたしていて、写真を撮るのを忘れてしまいました。
追伸:
ウコギご飯でした。
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