夫の所用にくっついて行った仙台の夜、旧知のHさんが連れて行ってくれたのは、仙台駅前の長い商店街アーケードを通り抜け、その次のアーケードも通り抜け、曲がってまた別のアーケードを歩き、さらに曲がってやっとたどり着いた、古くからある飲み屋街のいろは横町にある、「なつかし屋」でした。
一階は八人くらいしか座れないカウンター席で、まとまった人数(私たちは五人)の一行は、梯子のような急な階段を上って、幅が一間しかないような、狭くて細い座敷に落ち着きます。
二階の席は、
「飲み物は運べないから、勝手にやって」
という感じで、客自身がそこに置いてある冷蔵庫を開け、お酒やビールを取り出して飲みます。
壁には、古い映画のポスターが、所狭しと貼ってありました。
部屋に置いてあった氷削り機は、
富士山に船、そして天文台に人工衛星というユニークな図柄でした。
この機械がつくられた年に、人工衛星が打ち上げられたのでしょうか?
使われているお皿やグラスも、なんとなく古風で、
素敵でした。
入った時は気がつきませんでしたが、お店を出たとき通りからショーウインドーをのぞいたら、お酒と並んで、大きな
快獣ブースカの人形が置いてありました。
そして、その足元にはニャロメとおばけのQちゃんが.....。
料理だけでなく、ノスタルジックなものたちも楽しめた、仙台の夜でした。
お手洗いが気になりますか?
いろは横町の小路の一角に共同のお手洗いがありました。
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