ビン干し

「あると便利」という商品のうたい文句に釣られて、これまで何度も不必要なものを買ってしまったことがありました。
それが最近は年の功か、めったなことでは「便利商品」の広告には惑わされなくなっています。できるだけシンプルがいい、ジャガイモの皮むきなども、包丁で十分間に合います。

ところがこれ、見たとたんすぐ買う気になった、「ビン干し」のIPPON-SENです。

外出時に、犬にやるために水を持って行くので、ペットボトルを使います。 洗うと調理台の上に直接立てて、水がたまったら拭くのを繰り返します。そして、水が切れたら口を上に向け、そのまま放置して乾かして、再利用しています。

ビンを干すという機能で、イギリスの古いビン干しを使うことを考えたこともありました。
ところが、オールドフレンドなどで、ときおり見かけるビン干しは、牛乳ビンなど何度も洗って使っていた時代の業者用のものなのか、壁掛けタイプにしても、床に置くタイプにしても２０本以上はゆうに干せるもので、鉄でできているので重くて、場所も取るものでした。

二年ほど前に、ビン干しにしようと、ピアノの部品でつくったというオブジェを買ってみたことがあります。

そのままでは混みあっているので、バラバラにして大きな板に留め直しました。

ところどころピーカンを取りつけ、バタバタ落ちてくる棒を角度を持って留まるようにしてみました。上を向いている棒にビンを干そうというのです。
でも、使い勝手が悪く、ガラスの重いビンには耐えそうになく、柱に取りつけたまま、ビン干しとしては一度も使わないで来ました。

牛乳パックは、洗ったらすぐ開いて拭いてもいいので、扱いに困ってはいませんでしたが、ビン干しを逆さにすると、牛乳パックも干せます。

そして、保存袋も。

ビン干しは、壁に掛けても使えます。

場所も取りません。

それに、収納に頭を悩まさず、そのままにしておけることも、嬉しいことです。