行きつけの歯医者さんで、
「一番奥の席にどうぞ」
と言われると、心の中で、
「やったぁ」
と思います。
治療椅子が四つあるうち、特等席は一番奥の椅子です。
目の前の大きな窓に、八郷盆地の懐の深いひだのずっと奥への広がりが見渡せます。
さすがに、治療されながら写真は撮れなかったので、終わって外に出てから撮りました。椅子から見える風景と同じ風景です。
「あれっ、あの小さい雲は動いているように見える」
ぼんやりで見ていたら、雲ではなくてパラグライダーでした。
お昼が近い時間だったので、上昇気流が発生していたのでしょう。
パラグライダーをやっている人の話だと、大小の上昇気流をうまくつかまえると、それに乗って何度でも高く上がれる、八郷は日本でも有数の、「風」のいいところだそうです。
治療してもらっていたときは山より高く飛んでいたパラグライダーたちは、治療が終わった頃にやっと降りてきました。
右上の、山の木のないところから飛び発ちます。
八郷には、ハングライダーやパラグライダーを楽しむために通っているうちにここが気に入って、住みついた人たちが大勢住んでいます。
その人たちはたいてい、飛ぶことはやめてしまっています。
小さいころから、歯医者さんとは縁が切れません。今も半年ごとに歯石を取ってもらいに行きますが、そのたびにどこかしら不具合が見つかったりします。
でも、いい歯医者さんでよかった。今まで看ていただいた歯医者さんの中で、一番気に入っています。
2 件のコメント:
この写真家内の里に似ています。
西方向の連山ですか高さ500ぐらいかな。
ハングライダー・パラグライダー流行りましたね。
みんな腕に付けた高度計で高さを競いました。
上昇気流(サーマル)にのれば相当高度が上がり距離もかせげますからね。
彼らは「大空のゴミ」とよんでいます。
昭ちゃん
似ていますか?奈良京都や、私の育った倉敷のあたり、「布団着て寝たる姿や東山」姿の山があります。この形の山は日本全国で見れば少数派だそうですが、福岡にもあるのですね。ヨーロッパなどには皆無だそうです。
この山並みも西にあり、やはり500-600メートルです。今でも「炭焼きをしたいから」とか、「林業に携わりたいから」と住みつく人たちもいます。昔の古い仲間が、炭焼きをしたいからと新潟に住みつきましたが、輸入物に太刀打ちできず(笑)、今は森林組合に勤めています。笑い事ではありませんが。
これから、化石燃料はいよいよ高騰するようです。どうなるのでしょう。
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