お皿などを拭く布巾として、長い間リネンを使ってきました。
二人だけの食器でも一枚では間に合わないことが多く、布巾が湿ってしまうので、常時二枚使っています。
それだけ布巾が濡れるということは、麻が吸水性に富んでいるということでしょう。申し分ないのですが、問題はどんなに乾かしても、布巾の乾きが遅く、かびてしまうのか、まだらに黒ずむことです。
しばらく使っていると、いかにも汚らしくなります。右が左より長く使っているものです。
お客さんのある時など、一度に四、五枚使いますが、すぐに洗濯するわけにもいかず、そこここに広げて乾かしておきますが、黒ずむのを避けられません。
昨年だったか、木綿の蚊帳地の布巾を見つけました。
それ以前から、台布巾として蚊帳地の手ぬぐいを半分に切って使っていたのですが、それがとても具合よく、布巾にも使ってみたらどうだろうと思ったのでした。
何せ蚊帳地ですから、すぐ乾きます。
布巾が黒ずむ問題は解決したし、彩りも鮮やかで申し分ないのですが、木綿はやはり吸水性が落ちるようで、麻の布巾と比べると、さっとひと拭きどころか、一生懸命拭いてもお皿に水分が残ります。
吸水性も謳っている布巾ですが、それほど水を吸わないのですから、乾きも早いわけです。
さて、今のところはリネンと蚊帳の併用、たくさんのお皿を拭くときは、やっぱりリネンの出番です。
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