2015年12月18日金曜日

佳乃やの須知大さん


須知大さんの展示会を見に、益子の「佳乃や」に行きました。
佳乃やの展示場は、栃木県内の板蔵を移築して、左右新たな建物を足したものですが、屋根と壁の間に隙間のある蔵で、なかなか勇壮な建物です。
下屋(げや、蔵の左側に見える屋根)は元々はなかったものだとか、新しく足したのにとてもよく調和していました。


須知さん、今回は月をテーマにしているのだとか、繊細で空間的な作品群が並んでいました。


板倉を改造した店内は、こんな感じです。


鉄が、須知さんの手にかかると、気品のある柔らかいものに変身します。


須知さんの作品は余白の必要なもの、作品の数倍の空間の中において活きるものばかりなのですが、ずいぶんお嫁入り先も決まっていたようでした。


我が家にあるのと同じ、フレームもありました。


活けてある枝には素敵な実がなっていました。
「なんの実ですか?」
と、店主に聞くと、
「ビナンカズラです。うちは、日陰に育っているから」
「えっ、ビナンカズラ!」
日陰だと、こんなに優しい色の実が生るなら、植えてみたくなります。






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