プレカット屋さんに、刻みの進み具合を見せていただきに行きました。
「県西プレカット」は、材木会社の組合でつくったプレカット屋さんですが、神社仏閣の刻みもやれる、西日本有数のプレカット屋さんです。
我が家の棟木は、すでに所定の長さに切られていて、これから刻みを入れるため、小口に刻みを示した板が貼ってありました。
こちらは丸柱。
作業棟の下屋を支えて、外に立つ柱たちです。
機械加工の工場では、宇都宮、浦安など、関東各地から運ばれた材木が、コンピュータ操作で刻まれていました。
手前に座っている人が、一人で何台もの機械を動かしています。
機械は、材木を長さに切り、切った材木を何度も向きを変えては刻み、刻み終わったら、一ヵ所に運びます。
柱や梁などの長いものより、短い束が目立ちました。一軒の家には、たくさんの短い材が使われているのです。
手前が機械加工棟で、開口部の向こうに見えるのが手加工棟です、
九年前、母屋の躯体を刻んでいただいたときには、コンピュータでは斜めの刻みはできなかったのですが、今ではできるようになっていました。
プレカット屋さんの玄関前には、松の梁が置いてありました。
これは、ある施設の「見せる梁」とのことですが、材がまっすぐではないのに、コンピュータが刻んだのだそうです。
機械による刻みは日進月歩で、驚かされますが、Bさんは、機械の制作会社は技術を小出しにして、少しずつ改良しては、新しいのを買わせようとしていると、ぼやいていました。
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