太鼓を持った猫です。
どこの猫か、自分で調べず、さる場所に写真を送って訊いていたのですが、なしのつぶてでした。ネット検索の時代、
「不精しないで自分で調べろ」
ということだったのでしょう。
遅ればせながら調べてみました。といっても、持っている本には載っていないので、ネットで検索です。
ヤフーオークションで落札されたものです。
底の写真があり、貼ったラベルが「今町」と読めます。
「今町?聞いたことないけど?」
と思いながら調べたら、出てきました。
新潟県見附市今町で、明治初期から昭和二十年頃まで、土人形がつくられていたのでした。
今町土人形は、どれも20センチ未満の小さめの人形で、中には数センチの、ごく小さいものもあったそうです。
身元が知れて、ほっとしました。
今町土人形。「東京民藝協会便り」より |
近くの三条にも土人形がありましたが、どちらも戦前に廃絶し、今となっては、あまり調べるすべもないようです。
今町土人形は、ほかの地域の土人形同様、お雛祭りなど、節句に飾る人形として、農家が副業につくったものだったのかもしれません。
となると、出産祝いに贈るんだったら、犬の可能性大ですが、猫と言うことにしておきましょう。
さて、まことさんの店に、今町の猫と並んでいた招き猫です。
まことさんは、
「これは愛知のあたりじゃない?」
と言っていたけれど、どうでしょう。
瀬戸、常滑のあたりにも見えます。
青い目の招き猫は、底に空いた穴から見ると、土をドロドロにして流し込んでつくったように見えます。黒い模様は、色を塗らないで、吹きつけてあります。
それにしては、型の合わせ目には明らかに手で削った後があって、手作り感もあります。
郷土玩具とは言えないけれど、量産品とも言えない、家内工業的な猫です。
2 件のコメント:
春姐さんいまだにfbは馴染めないので
見るだけですが、徹底した手法に驚きです。
朝は秋の雲・昼は高温も北風が抜ける我が家は
クーラーなしの一日でした。
関東以北は日照不足と野菜の高騰や台風の影響と
近年季節のパターンが掴めません。
流れ星は情緒があるけれどミサイルが通過する時代ですね。
昭ちゃん
九月末に、昔の職場の同窓会みたいなのがうちであって、まだ何人来るかわかりませんが、15人くらい来たら、今はまだ窓のない部屋にも泊まらせなくてはなりません。いくら地震の後で買った寝袋があるからと言って、寒くなっているかどうかわからないので、せめて窓だけはつくらないといけないと必死ですよ(笑)。
昨日はこちらも雨で寒かったです。10月の気温でした。これから台風が来るのかな?雨でも作業できるようになったのでそれは嬉しいのですが、気力が長時間は持たなくて(笑)、いつも早じまいして、麦ジュースや米ジュースを楽しんでいます(^^♪
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