骨董市の玩古さんのおやじさんの店で、かわいさに目を引かれた小さな磁器人形は、手に取ってみると、射的の的にしては薄いものでした。
お皿の中に寝かせて置いてあったので、台に立たせてみると、みんなしっかり立ちました。
家に帰ってから背中を見ると、JAPANの文字を背負っていました。
戦前の輸出用おもちゃはもっと丁寧につくられていますから、戦後につくられていた磁器人形だったのでしょう。
ベレー帽をかぶり、ヨットのおもちゃを持った少年。
つばのある帽子をかぶって蝶ネクタイを締め、飛行機を持った少年。
そして、本を抱えた少年です。
みんな半ズボンに白いソックス姿、同じ工場でつくられたものだと思われます。
戦後の日本経済の復興に一役買ったのはおもちゃの輸出でしたが、輸出先のアメリカでは、日本製のおもちゃはどのように迎えられていたのでしょう?
私がアメリカで暮らした1970年ごろ、町の中心にあるおしゃれな店ではドイツ製や北欧製の木のおもちゃが売られていました。そして、デパートのおもちゃ売り場ではアメリカ製のさまざまなおもちゃが売られ、貧乏人が生活道具をそろえるホームセンターでは、香港製(すでに安いおもちゃの製造は日本製から取って代わっていた)の、小さくて安っぽいおもちゃが売られていました。
これら磁器人形を買ったのは、貧しい子どもたちであったに違いありません。
2 件のコメント:
何度見ても、本を持っている子の横分けヘアスタイルと上目遣いに笑っちゃう!
hiyocoさん
ちゃっちゃっちゃと描いているはずなのに、信じられないほど一人一人個性が出ていますよね(笑)。
どの子も本当にいそうな顔だし。
後ろ姿もかわいいです(^^♪
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