「どんな本を読んでいるの?」
と訊いたことがありました。
「『ざんねんないきもの事典』とかだよ」
「へぇぇ、それって、小学生大賞(正確には、「小学生がえらぶ!”子どもの本”総選挙」)で1位になった本じゃないの!」
「こうゆう本は1冊じゃなくてね。続編もあるし、似た本がいっぱいあるの。今度、面白いのを見せてあげるね」
というわけで、はなちゃんが送ってきてくれたのは、『なんかへんな生きもの』(ぬまがさワタリ著、中田兼介監修、光文社、2017年)という、『ざんねんないきもの事典』(今泉忠明監修、高橋書店、2019年)とは著者も出版社も違う本でした。
パラパラっと見たら、手書きの短文が散らばっていて、ちょっと読み難そう、その時は「これは全部読まないだろうなぁ」と思ったものでした。
さて、手元に読むものがなくなったとき、この本があったのに気づきました。
開いてみると面白くてついつい引き込まれ、散らばっている文も、全部読んでしまいました。
モズ、コゲラ、ジョウビタキなどおなじみの鳥たちの生活が興味深く、絵もかわいく、図鑑で見るよりずっと親しみがわきます。
そう言えば以前はなちゃんが、「タコって寿命が2年なんだよ」と言っていたのを思い出したりしました。
お馴染みのキイロスズメバチの生態もわかりやすかった。
というわけで、とっても楽しんでいます。
4 件のコメント:
成虫のスズメバチが幼虫から栄養をもらっているのは面白いですね!
hiyocoさん
幼虫から栄養を貰っているのも面白いけれど、餌が足りないと幼虫を肉団子にしてしまうというのもすごい、幼虫から受けた恩を仇で返すというわけです(笑)。
今はちょうど女王蜂がせっせと巣作りをしている時期、先日も軒下にソフトボール大の巣を見つけました。でも、もう力尽きて死んだみたいで出入りしていません。99%が生き残れないというのですから、過酷ですね。
この本は、イラストと手書き文字で、とても魅力的ですね。
ちょっと漫画のような感じもあって、文章で書こうとすると書かねばならない余分な文字が省けるのでしょうか。
スズメバチは数年前、山で一気に何か所も刺されて以来、イラストを見るだけでも痒くなってしまうぐらいなのですが、それでも、読んでしまいました(笑)、あ~、痒い・・・
akemifujimaさん
そう、漫画みたい。言葉を短くしたら、トピックがたくさん入れられるのかもしれません。それに、言葉が短いと印象的で知識として覚えやすいかもしれません。はなちゃんも、隅から隅まで読んだと言っていました。
スズメバチの女王バチは今頃は忙しそうです。先日はスズメバチがなぜか室内にいて、でも弱っていて、放っておいたら次の日は命を落としていました。昔みたいにハチを恐れなくなって、アシナガバチくらいならすぐ近くを飛んでいても気にしません。
一昨年だったか、猛暑が早く来て、スズメバチが劇的に少ない年がありましたね。今年はどうでしょう?
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