2020年5月21日木曜日

自動車尽くしのセーター


弟の連れ合いのKさんから、部屋を整理していたら、甥のひろくんが小さいとき、私の母が編んでくれたセーターが出てきたけれど、1歳半のたけちゃんにどうかしらとのメールが来ました。
30代のひろくんが幼児だったころと今とでは、衣類事情は大きく違いました。伸縮自在で、洗濯機で洗えてと、機能的な既製服がたくさんあり、手洗いしなくてはならないウールのセーターを、たけちゃんが着るとは思えません。
でも、もし要らないならいただくと連絡すると、セーターが送られてきました。
大力作でした。裾に二列、胸に一列、全部違う車が編み込まれた手編みのセーターでした。


方眼紙に絵を描いて、その通りに編んでいくのは面白いけれど、下絵と首っ引きで、糸がいっぱい垂れ下がって、大変だったと思われます。


これは脇のところ、スクールバスとタンクローリーの間で、前身ごろと後ろ身ごろを接いでありますが、自動車と自動車の間隔がうまく処理されています。


はしご車もかっこいい。


黄色いトラックに乗せられているのは、豚でしょうか?


母が、大いに楽しんでつくった様子がうかがえます。


袖の、パトカーとスクーター。献血車やヘリコプターまでありました。

Kさんのお話では、母がひ孫のふみちゃんに編んだ、白地にグレーの象さんのセーターもとてもかわいかったのだけど、着古してもうないとのこと、どんなセーターだったのか、見てみたかったと思いました。









12 件のコメント:

karat さんのコメント...

すごい! の一言です。
デザインもすごいし、編み込み…って…。。同じ車の繰り返しならあり得るけど、全部違うというのもすごいし、沢山の色の編み込みというのもちょっと想像できません。しかも地が黒っぽいのでどれだけ目が良かったのか…。さらに子供用。せっかく編んでもすぐにサイズアウトするし、汚れて洗う頻度が高くて縮む恐れがあるし…。
 フェアアイルでも子供用というのがありますが、編むのが面倒な割に上の理由から、それを編む人に感心していましたが…(^^;)。フェアアイルは複雑に見えて、手元にあるのは2色の(二本の)糸で、いつも表を見て編むし、その車の編み込みよりずっとさくさくいけます。
これはどこか飾ってとっておくべきセーターですね。デザインが明るくて素敵!

hiyoco さんのコメント...

これはすごい!一体何色の毛糸が使われているんでしょう。ひとつひとつの車のデザインも本物っぽいし。荷台の家畜まで(笑)。編み物が好きな人は、編む行為が好きなのでこういうのは楽しくて仕方ないのでしょうけど、それでもすごいです。

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karatさん
ありがとうございます。雑だけど仕事は早い。凝るとなったらとことん凝る、母の仕事ぶりの集大成のようなセーターでした。
誰かが気に入ってくれると思うと、大サービスする性格で、上の妹の連れ合いも、いったい何枚編みこみのセーターを貰ったことか(たぶん、30枚ではきかない)。いつも着てくれていたので、嬉しかったのだと思います。
私としては、白にグレーの象という、幼児には地味にも見えるセーターがどんなのであったか、見てみたかったなと思っています。
ちなみに我が家の息子たちには、私が編んでいたし、母に編んでもらうと、裾が狭まりすぎているとか、襟ぐりの感じはこうではなかったとか、色がどうのとか、ああだこうだと文句をつけるので、編んではもらえませんでした(笑)。

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hiyocoさん
ずいぶんたくさんの色糸を使っていますが、きっと、残り糸が整理できる、しめしめと思っていたのだと思います。
母は自分のセーターも全部編んでいました。といって、編みものが好きなようには見えませんでしたね(笑)。
夕ご飯の後は、ミシンも編みものも、絶対手仕事はしなかったし、むしろ父との漢字書き比べ(例えば魚辺の字をどっちがたくさん書けるか)とか、クロスワードパズルとか、五目並べとか、トランプとか、将棋とかの方が好きな印象でした。5番と決めていても、将棋で父に負けると、何度も挑んでいました(笑)。

hiyoco さんのコメント...

うわ~、漢字書き比べ、うちだけじゃなかったんだーー!子供の頃から「漢字やろう~」って両親・妹と4人でよくやっていました。うちの場合は「偏」じゃなくて「読み」です。だいたい私と父で1位を争っていました。今でも両親はやっていて、つい先日は私と3人でスカイプでやりましたよ。カメラに向かって書き出した字を見せ合って(笑)。両親は毎日夜12時ぐらいまでトランプやボードゲームに興じているそうです。

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hiyocoさん
面白いですね。そんな夫婦がほかにもいたなんて(笑)。読みもやっていましたよ。我が家は子どもたちは巻き込まれませんでしたが(^^♪
両親の力は接近していて、例えば魚へんの漢字が片方が37個書けて、片方が38だったりしたら、異常に喜んだり悔しがったりしていました(笑)。
あと、四文字熟語とか、9ますの中に幾つか違う数字が描いてあって、ますを違う数字で埋めて縦横その数字を足すと同じ数になるというのも見かけたら必ずやっていました。私は数字は見ただけで頭が痛くなるので、勧められてもやりませんでしたが(笑)。

のら さんのコメント...

凄いなあ~凄すぎます!こんな編み込みできるなんて!!たしかにこれは飾っておきたいですね。できれば裏表両方見られるようにして。

af さんのコメント...

こ、こ、これは!!!
一段編むたびに、座り直した感じでしょうか?
専用部屋があったのかなぁー
製作中、「近づくな危険!」ですよね。
なにか、毛糸の玉が絡まらずに折り返せる工夫をされていたのかなぁ…うーん、うーん

さんのコメント...

のらさん
過分のお褒めの言葉、母に成り代わり御礼申し上げます(笑)。
飾っておくったって、なかなかそうはいきません。クマのぬいぐるみに着せておいたら、絶対に襟元が伸びるし(笑)。

さんのコメント...

akemifujimaさん
一段編むたびに座り直したとは、糸がもつれないように編み物はそのままに母が場所を変えたということですか?多分、編みものを箱などに置いておいて、箱をひっくり返したのだと思います(推測ですが)。
専用部屋はありません。足踏みミシンを置いていた狭い部屋はありますが、編みものは食卓あたりでしたと思われます。
模様部分は一気に仕上げたのでしょうね。制作中近づいても危険ではないと思います(笑)。

af さんのコメント...

春さん、そうです。糸がもつれないように自分が場所を変えたの意味です。わかっていただけて良かったです。
で、箱!!!なぁーるほど!ガッテン!

さんのコメント...

akemifujimaさん
たぶんね(笑)。