年末の恒例にしている、干支人形中心のお正月飾りを、土間入り口の棚に飾りつけました。
赤ものと呼ばれる練りものは、もとはと言えば天然痘除けですが、新型コロナ・ウイルス除けにも力を発揮してもらいたいと、鯛を持った金時(鯛金)たちに、首を揃えてお出ましいただきました。
来年の干支は牛です。
何も考えず、まず4匹連れてきて飾ったところで、ふと気づきました。
「あれっ?これって牛だったっけ?」
危ない、危ない。牛ではなく馬でした。絵馬の原型、茨城県東海村の真弓馬と奈良県手向山の板馬でした。
馬は引っ込めて、改めて牛を連れてきました。
牛人形は比較的多いので、いつもの獅子舞などは出さず、牛以外はめでたい鯛だけにしました。そして牛優先、
大きい鯛車は場所を取るので割愛します。
ビルマの張り子の牛がかわいい、
カンボジアの牛車のコブウシくんたちもいい感じです。
インドの牛や中国の牛も参加しました。
郷土玩具は色鮮やかなので、土間入り口は一気に華やかになりました。
2 件のコメント:
牛や鯛、どれも可愛かったり面白かったりですが、カンボジアの牛車に特に魅かれました。健気に働く牛と荷車がたまらなく好きです。
難民が作ったとの事で、故郷への思い出がこめられていると想像すると、より愛おしくなります。
reiさん
素敵でしょう?
1980年頃、難民キャンプを訪れると、自分の住居の前に籠や、アプサラ(カンボジアの女神)や牛車などの木彫り、そして実用品であるオイルランプなどを並べて売って、少しでもその後の生活の足しにしようとしていた人たちがいました。牛車、すごくうまくできています。
なんか、時って連続しているようで、じつは劇的に動いている。もしかしてカンボジアにももう、あんな牛車をつくれる人なんかいなくなっているのかもしれません。
淋しいことですね。
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