カンボジアのプノンペンから、西へ行こうとして、サップ川にかかる橋を渡るとすぐ、道の両側に、路肩にひな壇をつくって、馬、鳥などの色とりどりの貯金玉を売っている場所がありました。
そこを通るたびに、鮮やかな色が目を引きますが、なにせ交通の要所でいつも混雑していて、駐車スペースも満足にないので、なかなか停まってひやかすこともできません。
あるとき、これが目について、とうとう停まってみました。
「これは、猫かしら?それとも熊かしら?」
お店の女の子は、即座に「猫よ」と言いました。本当に猫だったのでしょうか?猫だとしたら、限りなく熊に近い猫です。
土は焼いているのかいないのか、とてももろいものです。赤い方は、ところどころ欠けてしまいました。
カンボジアには紙幣だけで、コインがありません。ということは、貯金玉は一般的ではないということでしょう。コインを入れる穴は、長い方で1.5センチしかありません。これでは小さすぎて、どんなコインも入れることができません。
こちらは、バンコクのクロントイにある、スラムの中で、1980年に行商人から買った豚の貯金玉です。土でつくったコイン入れを
貯金玉といいますが、これは、張子でできています。
どんな紙でつくってあるのか、硬くてしっかりしています。彩色はペンキでしょうか、
ビルマの張子に比べると、てかてか光っていて、味がありませんでしたが、古くなった今ではつや消しになり、いい感じです。子どものおもちゃとしては、なかなかよくできています。
大きい方が150円、小さい方は50円でした。
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