タイの北部では、古くから手工芸が発達して、一大文化(ランナー文化)を築きました。
これは、轆轤で引いた木に足をつけ、漆を塗った、高膳です。
直径40センチ、お膳になり、小テーブルになり、仏教儀礼のとき、いろいろなお供え物を乗せてもいいし、多目的に使えます。
ラオスには竹で編んだ
ちゃぶ台がありました。ランナーにも、見事な籃胎(竹を編んだ上に漆を塗る)がありますし、竹細工もいろいろありますが、高膳やたかつきと言えば、圧倒的に木のものでしょう。
私は細々したものを乗せて、飾って楽しんでいます。
カンボジアにも高膳があります。ラオスのちゃぶ台ほどは大きくないけれど、ランナーのものより一回り大きいのが、一般的なサイズです。
たぶん、漆ではない、黒い植物性の塗料を塗って、縁には補強用のラタンを貼ってあります。典型的なカンボジア・スタイルです。
補強用のラタンには模様を彫り、塗料を塗りこんで装飾にしています。
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