すりこ木、すりつぶし棒、つぶし棒は、
すり鉢や乳鉢のよき相棒です。
すったり、打ちつけたりする、単純な機能ですが、その硬さが問題です。
柔らか過ぎるものは、すぐ磨り減って、用を成しませんが、すりこ木の方が相方よりずっと硬いと、鉢や臼の方が壊れたり、磨り減ったりしてしまうので、すりこ木の硬さは、すり鉢と同じくらいか、ちょっと控えめでなくてはなりません。
左の二つ以外は、日常使っているものです。
同じ材質の、相棒を持ったすりこ木たちです。磁器には磁器の、木には木の相棒がいます。
長い方は、タイのクロックのすりこ木で、パルメラヤシ(ココヤシだったかしら?)の幹でできています。
右の、インドネシアのバリ島の、デンパサールの市場で見つけたすりこ木も、ヤシの木でできているようですが、とても柔らかい材質です。相方は石臼ではなくて木、まな板の上などで、ちょちょっとつぶすのに使うものでしょうか?
先が平らになっていますし、持ち手の形からも、そんな感じがします。
このアフリカのすりこ木は、ちょっと微妙な形をしています。
20年以上前に、ケニアのナイロビにある、アフリカン・ヘリティジというお店で買いました。どこの国のものか忘れてしまいましたが、木の材質からして、ケニア北西部に住む、トゥルカナ人がつくったのではないかと思います。
とっても硬い木でできています。
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