2014年3月15日土曜日
バティク体験
三年ほど前に、kuskusさん、なつさんと一緒に、S先生から、バティクを習っていました。
習うと言っても、蝋、筒描きの道具チャンティ、布などすべて先生任せ、染めから蝋抜きまでやっていただいて、ただ模様を描くだけですから、まあ、習っているうちには到底入らないものですが。
ところが、二作目を一色染めた段階で、S先生がインドネシアに留学されてしまいました。
一色だけ染めた布をなくさないようにして待っていたところ、やっと昨年S先生が帰国され、状況も整って、今年の一月末に、レッスンを再開しました。
二色染めですから、この上にもう一度蝋描きして、茶色を染めると出来上がりです。
先日、再開してから二度目であり、そして最後のレッスンが開かれました。
温めて溶かした蝋をチャンティーに汲み、
ぽたぽたこぼしたりしないように注意しながら、描いていきます。
一人だったら、たぶんこんなに集中はできません。すぐ休みたくなり、気分転換をしたくなり、他のやらなくてはならないことに目が行って、
「今日はここまで」
となりがちです。
ところが、「共業の利益」とはたいしたもので、みんなでやると4時間ばかり集中して、とうとうできあがりました。
茶色く蝋を塗ったところが、染料をはじいて、茶色に染まらないところです。
染色後、蝋を溶かすと、蝋の下の、もとが白いところは白いまま、藍色の上に蝋を塗ったところは藍色で出てきます。
そして、白く見えているところは茶色になり、青く見えているところは、青と茶色が重なって、黒に近い褐色になります。
その感覚が、経験の浅い生徒には、なかなかつかめません。
三角のパッチワークのような意匠は、伝統的な災い除けの模様です。
そこに、伝統模様と自分の勝手な模様とを組み合わせて描いています。
三月末に染めあがって、またみんなで集まります。
楽しみ、楽しみ。
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