2014年9月11日木曜日

復活祭のうさぎ


季節外れですが、ロシア正教のパスハ(復活祭)の、うさぎマトリョーシカです。
うさぎたちは真っ白いエプロンをつけていますから、娘たちでしょう。でも、マトリョーシカには珍しいかちっとした襟つきのシャツを着て、髭をはやしている上に、帽子がアラブのかぶりもののカフィーヤにそっくりなので、何度見てもサウジアラビアあたりのおじさんたちだと、錯覚しそうになってしまいます。

このパスハのマトリョーシカは、今年の復活祭の頃だったか、もっと前だったか、ロシア雑貨のネットショップで見つけて、気にはなって、ときおりながめていたものでした。
ところが今月、ショップ開店の十周年記念で何でも30%オフになるという嬉しいお知らせ、まだ売れずに残っていたので、喜んで注文してしまいました。


大きい娘たちは、パスハのときに食べるアイシングのかかった丸いケーキ、クリーチを持っています。
私も食べてみたい!


そして、中くらいの娘たちは、ニンジンとリンゴと、それぞれうさぎの好きなものを持っていますが、一番小さい娘は何も持たず、よそ見しています。


両耳は、帽子の下からのぞいています。


最初、復活祭で教会に行くので、スカーフを巻いているのだろうと思いこんでいました。
ところが、後ろ姿をよくよく見ると、どう見てもこれは帽子のようです。








10 件のコメント:

Bluemoon さんのコメント...

ケ-ト・グリーナウェイの描く少女が被っているような帽子のうさぎさんたち。よそ見いいなぁ。あしの裏を指先でこちょこちゃしたくなります。かわいい♪ 

さんのコメント...

Bluemoonさん
可愛いけれど、何度見てもアラブのおじさんに見えてしまいます(笑)。耳を折り曲げて帽子の下に入れているところが面白いでしょう?日本人が描くと、きっと帽子に穴を開けて、そこから耳を出すでしょうね。あるいは、後ろに倒しちゃうとか。
でも、「おやっ」と思われる、その地域固有の感覚というか違いには、いつまでも残って欲しいです。

bluemoon さんのコメント...

そうなんで、耳。尻尾は出ているけど耳はしっかりと折ってあって。地域固有の感覚と読むと、奥深いものあります。

さんのコメント...

bluemoonさん
「かわいい」は目が下についていて、全体的に幼くするという傾向が、最近は世界的に蔓延しています。だからこそ、おじさん顔の無精ひげうさぎがおもしろいですね。
でも、日本人としては、「耳が痛くないの?」とちょっと気になります(笑)。

Bluemoon さんのコメント...

「そうなんです、耳。」と書いて読み返しもしましたが「そうなんで、耳。」をみた時は慌てました。これでは私がおじさんです(笑)耳は窮屈そうですよね。

柿のカーテンきれいです。できあがりを想像すると食べたくなってきました。長らく食べていません。

さんのコメント...

Bluemoonさん
先ほどまで、スペイン在住のイタリア人がいましたが、スペインの柿は柔らかすぎて甘くなくておいしくないそうです。干し柿は日本に来て初めて食べたって。
アメリカでも秋になると(昔の話ですが)柿を売っていましたが、渋みが強くて不味かったです。
オーストラリアには柿はありませんか?タイでは中国産の干し柿は、中華街(バンコクの商店は全部中国系だけれど、笑)に行くと、街頭などで売っていました。例のへたと先端をつまんで、四角にぺちゃっとつぶした、ぺったんこの干し柿です。ちょっとばさばさしていたかな、そうおいしくありませんでした。
市販の干し柿は、なんだか高額ですよ。

Bluemoon さんのコメント...

柿は季節になると店頭に少し出ますが一般的ではないと思います。この町のアジア食品店では干し柿を見たことがないです。でも都会だとあるかも知れません。春さんのブログを読んでいるうちに、だんだんとマトリョーシカに興味が出てきました。うさぎマトリョーシカを見てからは、ひとつくらい、と思うようになりました。昨日、町のギフトショップの棚にマトリョーシカが幾つか並んでいました。手にしてみると中国製でした。

さんのコメント...

Bluemoonさん
そうなんです。eBayを見ると、何故かうさぎのマトリョーシカは中国製が多いようです。私もそういえば、大きなうさぎに小さなうさぎが入る、わりと粗悪な(笑)、中国製のマトリョーシカを一つ持っています。
中国製って不思議ですね。日本では繊維製品はめっきり中国製が少なくなったそうです。大工道具やカメラなどはとても精巧です。フィギュアは緻密です。でも、雑貨(アイアンなど)はなんとなく味がないし、マトリョーシカはちょっと粗悪です。息子が「中国のフィギュアを買うなら今のうちだよ。そのうち人件費が高騰して消えてしまうからね」と言っていたのは10年くらい前でしたが、まだまだ健在のようです。
今度、その中国製のうさぎのマトリョーシカをUPしますね。

Bluemoon さんのコメント...

お店で見た女の子マトリョーシカは入荷されたばかりでした。色柄の違う2種類が棚に並んでありました。他に箱入りのものが幾つかありました。並んでいたひとつは4姉妹、末の女の子の中には何かが入っているようで振るとコロコロと音がしました。もうひとつは3姉妹まで。塗りが乾かないうちに閉めたようで固まって開きませんでした。15ドルなので手間を考えると安いと思いましたが作りは雑な感じでした。

さんのコメント...

Bluemoonさん
マトリョーシカのニスを塗るのは難しいようですよ。
マトリョーシカは、東欧だけでなく、中国、インド、ヴェトナム製のものもあるようです。でもやはり伝統のあるロシアにはかなわないでしょうね。身と蓋と木の乾燥させ方も違うそうですから。もっとも、ロシアで挽いた白木のままのマトリョーシカは世界中で売っているみたいですが。