2015年11月14日土曜日
イギリスこけし
「イギリスこけし」と私が呼んでいるこの子たち、いったい何者かわかりませんでした。
底には穴が開いているので、
タオル掛けに使われているような飾りかなとも考えました。例えば、揺りかごの四隅に立てるとか。
それにしては、全身がすり減りすぎています。
首に穴が開いているので、串刺しにされていたものです。
子どもが数を覚えるための、おもちゃかそろばんかなとも考えました。
「あっ、わかった」
きっと、これでしょう!
これは、ドイツのインテリア雑誌『SCHONER WOHNEN(シェーネルボーネン)』に載っていた手づくりのフットボールゲームです。
二人で遊ぶもので、自分のチームのバーだけ回したり押してゆすったりして、勝敗を決めるようです。
アメリカで子育てをしていた頃、そして日本に帰国してからも、毎月『SCHONER WOHNEN』を見るのが楽しみの一つでした。
素敵なインテリアの紹介とともに、いつも手づくりのおもちゃが載っていて、いつか息子たちにつくってやりたいと、スクラップしていました。
このゲームも、一度くらい、どこかで本物を見たような気もしますが、定かではありません。
大掛かりだし、自分でつくればともかく、商品として売るには、もともと無理がありそうな代物です。
当時のスクラップブックには、他にも切りぬきが貼ってあります。
木のおもちゃは、どれもつくり方が載っていて、すぐつくれそうに思えました。
でも、何もつくりませんでした。つくれませんでした。
おもちゃだけでなく、子どもの家具や大人の家具も、いろいろありました。
結局つくったのは、このカーテンだけでした。
まだ、ロールカーテンの手に入らない時代でした。
この子たちの姿は、確かにスポーツのユニフォームに見えます。
もう一チームのユニフォームはどんな色だったのでしょう?
私は、赤が好きですが。
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2 件のコメント:
わあ、なつかしい!
スペインにいた頃、よくこれで遊んだので
一枚目の写真ですぐフットボールゲームの人形だと分っちゃいました。
ふつうに町のバルの片隅に置いてあって、100円くらいを機械に入れて
遊ぶんですが、ボールが来た時に思うように蹴れなくてもどかしかったり、
スコーンとシュートできたり、けっこう熱くなります。
赤いシャツと白いパンツ、それに赤い靴下だけでサッカー選手に見えるとこが
すごいですね。
普通、下の写真のように胴体でつながっているのに、これは首でつながってるのが
ちょっと不思議。
レバーをまわした時に、足が蹴り上げるまで時間がかかりそう。
kuskusさん
一枚目の写真でわかってしまったのですか。すごい!私は、ずいぶん想像力を働かせてしまいました(笑)。そうか、ご家庭のおもちゃじゃなかった、もっと多数の人が遊んだので、こんなにこすれているのですね。さぞかし、この子たちの周りに、楽しい時間が流れたのでしょうね。今でも、嬉しそうな顔をしています。
確かに、首でつないだら、動かないように固定されているとしてもずいぶん力が要るんじゃないかと、私も思いました。頭の重さを利用してというわけにいかず、腕力だけでレバーを回さなくちゃならなかったわけですから。その分、当たれば玉が飛んだのでしょうかね?
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