2015年11月6日金曜日
六角ラムネビン
先の骨董市で、まことさんからラムネビンを手に入れました。
そんなこともあって、いつもはのぞかない、ガラスのおじさんこと、わじまさんのビンケースをのぞいてみました。雑多なガラスビンが、洗わないまま詰まっているケースですが、ラムネビンがありました。
手にとって見ていると、
「それ大正行ってるよ。ビンが六角形だろう?」
と、わじまさん。
「汚くてごめんね」
「かまわないわ」
外も中も泥だらけのラムネビン。誰かがハケ(昔のゴミ捨て場)を掘り返して見つけたビンを、わじまさんのところに持ちこんだものでしょう。
一つは、一晩できれいになりましたが、もう一本は手ごわくて、漂白剤で泥を浮かせては洗い、洗ってはまた新しい液を入れて、きれいになるまでに数日かかりました。
確かに、リアルタイムでは、丸いラムネビンしか見たことがないような気がしますが、戦後も六角形のラムネビンがつくられたとの情報もあります。
もし大正時代のもので、90年も埋もれていたとしたら、簡単に泥が取れないのも、しかたないことです。
それにしてもガラスが貴重な時代、ラムネビンは返却するとお金が帰ってきたはずです。どうして土に埋もれることになってしまったのでしょう?
やっときれいになりました。
底の陽刻は、☆に「47」でした。
丸いラムネビンと比べてみようと思ったけれど、地震以後、「ひっつき虫」でくっつけているので、とるのが面倒で、比べませんでした。
右がまことさんのラムネビン、左がわじまさんのラムネビンです。
飲むとき口を塞がないための、ビー玉止めが手前に来ていますが、右のビンはビー玉が底に落ちるようにできているので、あまりくびれていません。
この面から見ると、右のビンはビー玉止めが両側にあるのに、左のビンには片側にしかありません。ということは、一方向からしか飲めないということです。
本家イギリスのラムネビンも戦後の日本のラムネビンも、ビー玉止めは片方だけです。ビー玉止めが両方にあるのは、もしかしたらビー玉が底まで落ちる形のビンに限られるのでしょうか?
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2 件のコメント:
ビンの大きさが全然違いますね。六角の方は一口って感じですか?
私は子供の頃炭酸が苦手だったので、ラムネデビューはたぶん息子が飲み始めてからです(おそっ!)。なんでこんなチビが平気でゴクゴクとラムネやコーラを飲むのか不思議でした。
hiyocoさん
大小、どちらも六角ビンです。大きい方は標準サイズの150ccで、小さい方は75ccです。小さい方は、駄菓子屋などで売っていたのかもしれません。でも冷やしていないと泡は勢いよく出るだろうし、駄菓子屋で氷水で冷やしたりするかどうか、家で冷やすと言っても冷蔵庫がないし、小さいビンに関してはよくわかりません(大きい方もよくわかってないけれど、笑)。
ただ、イギリスのラムネ(レモネード)の標準が300cc、小さいサイズが150ccですから、その半分の75ccというのも、その流れをきっちり踏襲していると思うと、おもしろいですね。
hiyocoさん、炭酸が苦手だったのですか。アメリカであかん坊を育てていたとき、主治医に電話で病状を説明して、来いと言われるまでは行けないのですが、下痢したときは炭酸飲料を飲ませるようにと言われ、嫌がる赤ん坊にスプライトを飲ませて、泣けました(笑)。おむつが汚れなくなったらやっと診てもらいに行くことができます。アメリカの子育ては、高熱の時に裸にして水を含ませたスポンジで体中を拭いて熱をとるとか、医者の指示なくしては絶対にやれない、よいかもしれないと思っても次男にはやれなかった、奇抜なものばかりでした。
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