2015年12月15日火曜日

包丁道楽

タダフサの果物ナイフを、一年も待って、やっと手に入れて喜んでいたのは、ひと月ほど前でした。
あれから、ブックマークしているURLを整理しようとしていて、果物ナイフを探していたときにブックマークした、キッチンパラダイスの「なみじゅう」というペティナイフが目につきました。
値段はお手頃、刃はスイス製、パンも切れるというので、タダフサが手に入ったにもかかわらず、しかも二本も注文してみました。
当時は、なみじゅうも生産待ちだったのです。

余談ですが、その後ウインドウズ10にしたときに、過去のブックマークはすべて消えてしまって、 消える前に整理しようとしなかったら、なみじゅうには、出逢うことはありませんでした。


ひゃぁ、よく切れること、タダフサの果物ナイフでも、最初は刃に添えた親指まで切りそうになりましたが、なみじゅうでも、手までむきそうになりました。
ということは、生まれてこの方、よっぽど切れない果物ナイフを使っていたということでした。


小さいのですが、波刃で、堅いパンも楽々切れます。


それに比べて、パン切り包丁「○広」は、我が家の包丁類の中で唯一の、役立たず、独活の大木です。
30年も使った、ツヴィリングのパン切り包丁の木の柄がだめになったとき、考えに考えて買ったというのに、切れないことこの上ありません。
刃の「波」は、凹ではなく、凸の方がよく切れるという、うたい文句にほだされた私が悪いのですが、値段とも相談し、日本の洋包丁もよくなっているだろうと期待を込めて買ったのに、まったくの失敗でした。
刃が長いので場所ふさぎになるし、刃が長いのが唯一活かされるはずの柔らかいケーキ生地は、切れずにへこむのを無理して切ると、スポンジ生地が包丁につきまくるという最悪状態、かといって堅いパンも切れないし、小さななみじゅうに完敗です。


というわけで、果物ナイフなしで過ごした約一年のあとには、また果物ナイフ三本という、ナイフ長者生活がはじまっています。
「そろそろ、包丁収納を引き出しの中から外に出したいなぁ」
まぁ、つくるとしても、マグネットをそのままタイルに貼らないで、木の額縁をつくりたいので、作業棟の上棟が終わって、屋根がかかって、木工道具をすべて作業室の中に運んでからのことです。

ちなみに、作業棟の上棟は2016年1月12日と決まりました。









2 件のコメント:

hiyoco さんのコメント...

タダフサの使い心地はどうなのか気になっていましたがバッチリなんですね。
先日藤沢には珍しい北欧雑貨・白山陶器・野田琺瑯などを扱う店があって、久々に覗いたらタダフサの包丁が置いてあり「1年待ち」と予約を受け付けていました。前からあったのかも知れないけど、春さんの記事を読んで初めて目に入りました。
先日美容院に包丁のチラシが置いてあって、聞くと「使っているはさみの岐阜のメーカーなんです。ハサミはその包丁の値段にもう一つ0が付くから包丁って安いなぁと思って」という三徳包丁は15,000円でした。ひえ~、タダフサの10,000円もいい値段と思ってたのに。「でもダサいよね」と美容師さんがいう通りのデザインでした。
なみじゅうはリンゴの皮むきとかもできるのですか?HPをみて値段の安さにびっくりで惹かれました。うちの20年選手のツヴィリングの果物ナイフも木の柄が割れてヤバイ状態です(食洗器に入れちゃうので)。もう1本全く切れない果物ナイフあるので、今どこのメーカーなんだろうと見てみるとツヴィリングに似てるけど双子じゃなくひとりぼっちのマークでした。パチもんかと思ったらヘンケルスの廉価ブランドでした。

さんのコメント...

hiyocoさん
髪を切るはさみ、美容師さんの持っているのは、すごく高いのですね。
息子の友人が犬のトリマーさんをやっていて、前にはさみの値段を聞いたら、50,000円くらいだったか、仰天したことがあります。しかも、一生ものではなくて、数年ごとに買い替えると言っていました。
私は、髪切り用には、奮発して菊一文字の10,000円くらいのを持っていたので、鼻高々でしたが、ぺしゃんこにつぶれてしまいました(笑)。でもトリマーさんのはさみも美容師さんにはかないませんね。
木屋の菜切り包丁、とっても満足しています。ただ、使ったらすぐ洗って拭かなくては錆びます。「使っちゃダメ」と言っているのに夫がパンを切って洗わずにしまっておいたりすると、すぐ露見します(笑)。その点、タダフサは果物切ってしばらく置いておいてもいいので、気分的には楽です。
なみじゅうはリンゴの皮むきも、波刃が小さいので、やすやすできますよ。ただ、将来的に研ぐことはできないだろうと思います。でも、パンが切れるし、値段の割にはとっても良くできた包丁だと思います。