2015年12月3日木曜日

ガラスが北海道からやってきた


北海道ののらさんから、ガラスが届きました。
前に、私のニッキ水のブログを見て、のらさんから、
「あれっ、ガラスを送ったっけ」
と、聞かれました。最近、のらさんは私のブログには、どうしてもコメントできないとかで、メールだけでやり取りしています。
「送られていないよ。欲しい!欲しい!」
と騒いでいたのが一か月ほど前、それがのらさんの次回の通信とともに届いたのです。
ニッキ水のビン二本、ペロペロ二つ、そして、ガラスのベーゴマです。
「わぁい、わぁい」

のらさんが、八年前に小樽の製菓用品店を壊した跡地のゴミの中から拾われたものです。


ペロペロは、ガラスコレクターや、ビーチコーマーの間では垂涎のアイテムですが、いったいいつごろからいつごろまでつくられて売られていたのか、あまりはっきりしていないようです。
駄菓子屋で売られていましたが、私の代も、息子の代も、駄菓子屋にはまったくご縁のなかった私は、リアルタイムで目にしたことはありませんでした。

のらさんが2007年に拾われたということは、もし製菓用品店が30年も空き家だったとしても、戦後にもというか、息子たちの子ども時代まで売られていたことになります。
ガラスの製菓用品がざくざく出てくるなんて、さすがガラスの本場北海道です。

ペロペロには、溶かした砂糖を詰めてあって、それを子供たちがぺろぺろなめたことから、ペロペロと呼ばれました。


ガラスのベーゴマにも砂糖液(べっこう飴)が塗ってあったに違いありません。
なめたあと、女の子はままごとをして、男の子はベーゴマで遊んだのでしょう。


大きい方のアイスクリームの器を模したペロペロは、ほんのり桜色がついていました。
これまで、無色のものしか持っていませんでしたが、ペロペロにはいろいろな色のものがあったようです。


これまで持っていたもの。


のらさんからいただいたのは、右の二つです。
かわいいなぁ、かわいいなぁ。
こんなものをペロペロしていた子どもたちは、いまはどうしているのでしょう?


型を使っているというのに、ニッキ水のビンの形も、本当にいろいろです。
  

右二つがのらさんにいただいたニッキ水、一番大きいのは、四半世紀ほど前に京都の古道具屋さんで目にして、私が初めて手に入れたニッキ水のビンです。






4 件のコメント:

mmerian さんのコメント...

のらさんや~い、宮崎にも飛ばしてほしい!笑
ニッケ瓶、こっちでは拾えそうもありません(>_<)

さんのコメント...

mmerianさん
まだあるといいですね。のらさん、もうみんなにあげちゃってなくなってきているなんて言っていましたよ(笑)。
のらさん、スマホからだからコメントできないなんて言っていたけれど、hiyocoさんはスマホからコメントできているみたいだし。
のらさんや~い(笑)。
ニッキビンって、最初大阪でつくられて、『びんだま飛ばそ』によると、戦前から昭和25、6年ころまで子どもたちの間に大流行したそうです。九州にはなかったのかな?

mmerian さんのコメント...

友達が持っているので、こちらでも売っていたのだと思います。
捜しようがないですけれどね。。。

さんのコメント...

mmerianさん
私も25年ほど前に、京都大学近くのおしゃれな古道具屋さんで初めて現物を見ました。今はよく知っているので定かではありませんが、「これは何ですか?」ともしかしたら訊いて、ニッキ水だと初めて知ったのかもしれません。
妹が小さいころはオレンジ色の粉末を水に溶かす不味いジュースがありましたが、ニッキ水もお味はそう期待できませんよね。無色のガラスが多いのは、赤や緑の毒々しい色のジュースが入っていたのでしょうか。タイムスリップして見てみたいです。