2018年11月18日日曜日

よかった!

以前は、いくつもの剪定ばさみを使っていましたが、いつごろからか、たった一つだけになりました。


ブログを見返してみると、二年前には三つは使っていたようです。ところが、今残っているのは、右の一つだけです。あとの二つは、どこかに消えてしまいました。
これまでいくつ消えたか、だったら消えないように注意深く取り扱おうと、安物を買うのをやめて、数を絞ったのでした。

ところが一昨日、お昼休みの後で、その前日からやっていた生垣の手入れの続きを再開して、まず鎌を使い、次に剪定ばさみを使おうとしたら、はさみが見当たりませんでした。
「あれっ、持ってこなかったかしら?」
いつもは、なくさないように専用の籠に入れて手元に置くのですが、この日はお天気がよすぎたので、カメラも入れている籠は、ちょっと離れた日陰に置き、鎌と剪定ばさみだけを手元(土の上)に置いてしまったのでした。
「もしかして、籠にいれたままだったかしら?」
籠を見ましたが入っていません。室内にもありません。
作業ははじめたばかりだったので、行動範囲は限られています。狭い範囲を刈った草などをひっくり返しながら探したのですが、それでも見つかりません。


まぎれた可能性もあるかと、焚火場に運んだ草も、何度も持ち上げてみました。

小一時間、探しに探しましたが、はさみは出てきません。万策尽きて仕方なく、一度も使っていない予備の剪定ばさみを、降ろすことにしました。
鎌や生木を切る鋸の替え刃などなど、いつも予備は切らさないようにしていますが、剪定ばさみも予備を一つ持っていました。


じゃぁぁん!これです。
「もったいないなぁ」
はさみをなくしたのももったいないし、予備のはさみを使うのももったいない気がします。また、予備のはさみがひょっとどこかに置いた時目立たない色なのが気になるし、かといって色のテープをべたべた貼る気もしません。
しばらく新しいはさみを使い、今度はなくさないよう、慎重に籠までもっていって戻しました。そして、鎌を持って四つん這いになって、茂っている生垣の隙間に無理やり首を突っ込んで、ひとしきり篠竹を切ってからあとずさりしたら、靴が枯葉を動かしたのか、地面にちらっと赤い色が見えました。
  

「うわぁぁ、こんなところにあった!」
何度も探したところなのに、どうして見つからなかったのでしょう!
どうして、落ち葉の下に潜り込んでいたのでしょう!


重苦しかった気持ちがいっぺんに晴れました。

このごろは、夜露がたくさん降ります。たった一晩でも外に出しておくだけで、はさみはずいぶんダメージを受けたことでしょう。それに、日が経てば見つかる可能性はもっと低くなってしまいます。
さっそく、新しいはさみは水できれいに洗って拭き、油紙に包んで箱にしまいました。


以前は、ホームセンターで買った安ものの剪定ばさみも使っていました。
しかし、切れないはさみを使うと、身体に響きます。最近は、高価だけど切れ味のいいはさみしか使っていません。
今使っている剪定ばさみも、スイスのフェルコ8という、切れ味のいいはさみです。
なくならないでよかった。前に愛用のはさみをなくして、探し回ったのに見つからず、数年後にぼろぼろに錆びて出てきたことがありました。





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