2021年7月30日金曜日

猫のおもちゃ絵2


明治中頃につくられた、木版浮世絵、猫のおもちゃ絵です。
これはいったい何をあらわしているのか、意味不明ですが、明治の空気は伝わってきます。
ただし、東京の町でのこと、田舎とは大きな隔たりがあったことでしょう。


見世物小屋は、大流行りに流行っていたようです。


サーカスというより、曲芸団。
まだまだ江戸の見世物の続きです。


お風呂屋さんの女湯。
明治中頃、東京ではすでに男湯、女湯がわかれていたのでしょうか?
明治に日本に滞在した外国人たちが混浴に驚き、とくに宣教師たちは、由々しきことと大騒ぎをしています。なかには、自分たちの価値観で混浴をあるまじきものとみなしながら、じつは見物したがっている自分たちの方が、色眼鏡で見ているのではないかと、分析している外国人もいますが。


いせ辰の芸尽くし。
いせ辰は、元治元年(1864年)創業、今でも台東区千駄木にお店があるのが、不思議なくらいです。


踊り尽くしの方は、当時の演目などわからないので、さっぱり。
角兵衛獅子くらいしかわかりません。



 

4 件のコメント:

かねぽん さんのコメント...

こんにちは。
明治時代からすでに射的があったんですね。
絵も面白いんですが、文章も興味深いですね。

さんのコメント...

かねぽんさん
1枚目のとか、2枚目のですね。
よく字まで読めましたね。絵葉書そのものの印刷もたいして良くないので拡大鏡を使っても読めない(笑)。しかたなくコンピュータで切り取ってみたら読めました。一番下が鯰とか、その上がかつ節とか、気づいてなかった!
確かに、字も楽しめたのでしょうね。江戸時代の浮世絵同様、地方へのお土産には嵩張らないし、興味深いし、最適だったことでしょう。

昭ちゃん さんのコメント...

 ちょつと思い出したので。
小学校前期時代映画館は男女の席と同伴席とが別れ最後部には警察の席がありました。麻布日活
母は映画どころか。
空席は小さい懐中電灯で空席案内の女性も、、、、
父と行くので男用です。
六本木や十番の寄席類は明るいから区別なしで風紀問題です。





さんのコメント...

昭ちゃん
中は真っ暗ですものね。映画館は満員で立って観ることも多く、高校生くらいまでは痴漢に要注意でした(笑)。
腰掛けると、前に座高の高い人が座っていると、観えなくて困りました。欧米は横書きですから字幕は下に出ますが、日本は右側、だから前に座高の高い人が座っていても、字幕が見えてよかったです。
昔は、活舌の悪い俳優さんが多かったですね。「七人の侍」をガーナで初めて観た時は、セリフがまったく聞き取れなくて、英語の字幕を読んで理解しました(笑)。