2022年6月13日月曜日

コンクリートを覆う


薪置き場の壁張りは、相手がコンクリートなので、ビスを使えるところが限られています。
まず、土台(コンクリートの上に水平に留めている材)に、壁板を張るために加工した縦材を固定しました。


このままでは、上は固定したものの、下はどこにも留められるところがありません。


壁と床の取り合いのところに入れる幅木は、普通、左右の柱や間の間柱に留めるだけなのですが、ここでは床に長いビスで留めました。その幅木に縦材を留めたので、縦材をしっかり固定することができました。
土台を覆うように、壁を張るために立てた縦材の上にかけて、甲板をつけます。薪置き場の左右の甲板は、一部が壁に隠れてしまうので、そこにビス留めしましたが、奥の甲板は壁との突合せになっていて隠れるところがないので、下から留めました。

コンクリートの型枠を組み立てた時は、測量器で計って位置を決めました。
測量器と言ってもレーザー光線が出たりするものではなく、レンズを覗いて目で計る、アナログな機器です。あとは三角形に測ったり、巻き尺を駆使したりしましたが、型枠を傾斜した地面の上に立てることもあって、どうしても誤差が出てしまいます。誤差が出れば、ほぼ誤差の出ない木造部分との間に、多少のずれが生じます。
このあたり、コンクリート基礎と土台がぴったりとは合ってなくてずれていたのですが、外に面した部分は基礎が外にずれていたため、断熱材をたくさん入れるスペースができたのは、好都合でした。


薪置き場の壁が完成です。

ストーブ置き場の壁は耐火性の材料を張るとか、まだ手つかずですが、薪置き場とデスクスペースの間の壁は張れます。
デスクのわきなので、間柱を入れておいた方が、後々釘を打ちたくなったときなど役立つだろうと、真ん中に間柱を1本立てました。

デスクスペースに見えているのは台所の調理台やガス台。8月配達と言われていたのにもう届いた

壁を張りました。
この部分は下屋になっていますが、その天井も張り終わりました。


天井板の張り終わりは、閉じるので手を入れることはできないし、下からどうやって仕上げることができるのかと案じていましたが、最後の2枚分は先に断熱材を入れておいて、最後から2番目の板を飛ばして、最後の板(この場合は、左に見える細い板)を先に突っ込んでおき、次に最後から2番目の板を手前の隙間から差し込むことによって、仕上げることができました。ビスも細い隙間からですが、そして手前だけですが、なんとか打つことができました。
隙間は、板を張って、あとで隠しました。




 

2 件のコメント:

af さんのコメント...

どんどん仕上げがはかどっておられますね。
仕上げの段階になると、重いとか、そういう過酷なことは減るのでしょうか?
昨日の打合せで出た話で、屋根面の剛性を高めるために12㎜合板じゃなく24㎜合板を貼りたいけど、大工がひぃひぃ言うので・・・という話がありました。
単純に2倍の重量ですから、そういうこともあるのかなと思いましたが、落日荘での先生と春さんの姿を見ていると、若い大工がひぃひぃ言うのか?などと思ってしまいました。

さんのコメント...

afさん
12㎜合板は、重いものを持ってはいけないと医者から言われている私でも持てますが、24㎜合板は医者から止められてなくても持てません(笑)。
もっとも、材木屋さんは12㎜合板を2枚一緒に軽々と持っていますけどね。
私は若いころでさえ、24本入りのビールケースはやっと持てたくらいでしたが、酒屋のおかみさんは2箱重ねて持っていました。慣れですかね。