2023年12月7日木曜日

白内障

ある朝、夫が、
「幕がかかったようで、目が半分しか見えない」 
と言いました。その数日前から、夫の瞼が垂れさがっているのが気になっていたのですが、こんなものだったかなぁ、と思ったりしていたのです。
「瞼を手であげてみたら?」
夫は手で瞼をあげ、
「あっ、見える!」
なんだ、やっぱり瞼のせいかと思ったのですが、念のため脳外科を受診しました。以前、
「景色が歪んで見える」
と言ったとき、病院に行ったら軽い脳血栓と言われ、集中治療室に1週間入院したことがあったからです。そのときは軽かったとはいえ、血が溜まっていたのは中枢に近いところでした。


今回、CTスキャンだったかMRIだったか撮ってもらったら、異常はないということ、一安心して、目医者さんに行きました。
すると、診てすぐに、「白内障なので、手術するように」と、手術のできる病院を紹介してくれました。
えっ、いきなり手術? 白内障は年取ると誰でもなってしまう老化現象ですが、
「年相応の白内障がありますが、このままにしておいて問題ないでしょう」
と言われながら経過を観察していて、そのうち手術の期が熟すものと思っていたのに、いきなり手術とはびっくりです。
「これまで、ぼやけて見にくいってことはなかったの?」
「ぜ~んぜん」
いったいどうなっているのか、鈍いのか、白内障でもなぜかよく見えているのか、日常生活には、全く支障がなかったようでした。
ところで、紹介された眼科病院に行くと、糖尿病でヘモグロビン値が高いのでこれでは手術できない、ヘモグロビンA1Cの値が8以下になってから手術しましょうと言われたそうでした。そのとき、ヘモグロビンA1Cは、8.4だったのです。
40代から血糖値の高かった夫は、しばらく前から、糖質コントロールと称して豆腐中心で、お米や麦は食べない生活をしています。といいながらも、アイスクリームやお菓子をばんばん食べていた生活をちょっと改めたら、8.4だったものが1か月後には8.2に、さらに2か月後には8.0まで落ちました。
「8以下にしろと言われてた!」
ここでさらに気を引き締めて手術に備えるのがよい方法ですが、夫は、ヘモグロビン値が落ちたので意気揚々、内科病院の帰りにお寿司を買ってきて食べたり、
「今晩は、マカロニグラタンにして」
と言ったりと、眼科病院に行く日までルンルンで過ごしていました。
ちなみに、私のヘモグロビンA1Cは、5.5以下、正常値です。


そして今朝、眼科病院に行き、私も同行しました。
お医者さんから、
「説明がよく聞こえないようだから、奥さんか誰かと一緒に来て」
と言われて、
「医者はもっと大きい声でしゃべってくれよ」
と、文句を言っていましたが、目が悪い上に、耳まで悪いからと心配してくれているなんて、いいお医者さんじゃないのとなだめ、同行しました。
「あれっ、まだ8だね」
「8以下と言われていたとかで、一生懸命落としたのですが」
との私の説明に、お医者さんは苦笑いしています。
「8以下と言っても、7台のことですよ。まぁ、もう少しがんばってください」

この結果に、夫は憤慨、
「病院を替えてやる!」
と息巻いていましたが、会計のとき、2か月後の予約をくださったので、
「まぁ、許してやる」
と矛を収め、さらに血糖値を下げることになりました。

この冬は花芽がほとんどついてないコブシ

頑張りましょう!










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