ニャンコ先生のミニカーはトミカでした。確か、ミニクーパーもトミカだったよなとミニカーの棚を見ると、あれっ、青いローバーミニがあります。どうしたんだろう? 記憶にありません。
金属でできていますが、内部の椅子などは省略されています。
底を見ると、NOREVのミニカーでした。
ノレブはフランスのミニカーメーカーです。フランスで幼い時期を過ごしたMちゃんにもらったフランスのミニカーが、マッチボックスやディンキーなどの英国製であるのに対して、イギリスのローバーミニがフランスでつくられているなんて、なんだか愉快です。
ガーナの地方都市クマシで暮らしていたとき、車は必需品、外国人は自国から車を持ち込んで乗っていました。
夫が働いていた大学の建築学部の学部長だったアイルランド出身のバークレーさんがローバーミニに乗っていて、私はミニを初めて目にしました。バークレー夫妻はそう大きい方ではありませんでしたが、ちょっと窮屈そうでした。夫人は初めて外国暮らしをする私をよくお茶に誘ってくれて、車のまだ届いてない時期には、ミニで迎えに来てくれました。当時のガーナの道路事情にミニは似合いませんでしたが、そう遠出もなさらなかったようでした。
イギリス人のウイルトンさんはジャガーに乗っていました。ジャガーはガーナに、ミニよりも似合いませんでした。あるとき、長期休暇で北の方へ行っていると、ウイルトンさんが道の反対側から来るのに出会いました。車は、トラックさえほとんど通ってないので、出会えばすぐにわかります。ウイルトンさん夫妻は、北部に旅行に行こうとしたのだけれど、何かを超える小さな山になっている道で、車体の底が道につっかえて、どうにもそれ以上進めなかったので、引き返しているところだったのです。当時は日本でも舗装されている道路が少ない時代で、ガーナでは舗装道路は大きい町の市街地、クマシと首都アクラを結ぶ主要幹線などのみだったので、ジャガーは不便そうでした。
その点、アイルランド人のウイークリーさんは懸命で、颯爽とランドローバーに乗っていて、サハラ砂漠の縦断もして、みんなをうらやましがらせていました。
余談ですが、ウイークリーさんとは30年後に日本で会いました。イギリスの大学の先生になっていて、日本でのシンポジウムにいらしたとき、半日ほどご一緒したのです。ところが、彼は、まったく見知らぬ人になっていました。ガーナ当時の歩き方も覚えている、話し方も覚えている、目をくりくり動かす顔の表情も覚えているのに、その片鱗を見つけよう、見つけようと努力したのに、全然見つけられませんでした。
誰でも、何十年ぶりにあっても、最初はわからなくても、話しているうちに何かしら昔の面影を見つけられるものですが、彼は同一人物とはどうしても思えない、あれは不思議な経験でした。
ちなみに、その10年ほど前、やはりガーナで一緒だったグラウンズさんが1週間ほど我が家に逗留したのですが、まったく昔と変わっていませんでした。




1 件のコメント:
こんにちは。
現在のトミカプレミアムのラインナップにはモーリス製ミニがあります。通常のトミカよりちょっと高いんですけど、今度買ってこようかな。
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