2009年12月28日月曜日

囲炉裏五変化



夫はこの1ヶ月ほど、囲炉裏端あたりの細工に没頭していました。凝ると、すっかり夢中になってしまうたちで、来る日も来る日も、硬くて狂いやすいケヤキと格闘して、あれこれ、あれこれつくっておりました。

我が家の居間は畳敷きです。8枚の畳を敷くと、普通の畳の部屋ですが、その1畳分の畳をはずして、かわりに小さい畳を敷き、開いたところにテーブルを置くと、足を机の下に入れて、腰掛けられるようになります。
4人掛けになり、6人掛けになり、さらに、1畳分の畳すべてをとると、8人で テーブルを囲むことができます。8人用の大きなテーブルには、ガス台をセットできる穴が開けてあります。

こ れら畳のふちの細工や、大小のテーブル制作は、もちろん夫です。製材屋さんから「持ってけ」、といただいた、ケヤキの端材をつぎはぎして、つくりました。
ケヤキは、木の性質上、最初 から盛大にひん曲がっていますし、切ったそばから、さらにねじれたり、曲がったりしていきます。電動丸鋸で割いていると、ぎゅーっと内側に曲がって鋸の刃をはさみつけ、動 かなくなったりするので、たいへんです。

この8人掛けのテーブルの、大きい方の鉄板の下にはガスが引いてあり、小さい方は、グリル専用のカセットコンロをはめこんでいます。




囲炉裏にもなります。灰の入っている部分は引き出し式になっていて、使わないときは、左側の床下に納まります。

囲炉裏端の木のふちは全部組み立て式なので、使わないときは分解して、これも床下に収まります。
しかし、囲炉裏開きに友人を呼んで、使い心地を試してみましたら、膝が痛い夫は、何度か膝がつって、長時間は座っていられないことを発見しました。まあ、想定内でしたが。

というわけで、囲炉裏端は、今後椅子式で使うことが多くなりそうですが、夫は使うことよりつくることを楽しんでいるのですから、一向に構わないというわけです。


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